赤坂で「リッチな大人食堂」を標榜する「Bistro Q(ビストロ キュー)」。赤坂・溜池山王・六本木一丁目どの駅からも歩いて5分程度です。食べログでは百名店に選出。
店内はカウンター5-6席にテーブル席もあって、トータルでは20席ほどでしょうか。この席数をたった2人で手際よくまわす段取りの良さには舌を巻きます。2人とも体格が良く快活で、部活の先輩の家にお邪魔したかのような印象を受けました。ランチはセットメニューでA・B・Cとあり、順に皿数と値段が増えて行く恰好です。
山下九シェフは都内の洋食店やフランス料理店で腕を磨き、鉄板焼き料理店などでも経験を積んだのち、2010年に当店を開業。
パンは一般的なバゲットですが、先のパテカンと合わせて食べるにちょうど良い。ちなみに前菜のチョイスとして他にはグリーンサラダと本日のスープ(この日はカリフラワーのポタージュ)がありました。
メインは「和牛ハンバーグ」を選択。こちらにも野菜がたっぷりと添えらえており、丸っこく盛り付けられたライスも可愛らしい。肉・野菜・米と総合栄養食感に満ちたひと皿です。
ハンバーグはギチギチと密度が高く、モリモリとした歯ごたえがあります。ソースはドロりと濃厚で、ほぐれたミンチ肉とごはんを合わせて荒っぽい美味しさ。
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くどいようですが、これだけ上質な前菜とメインで1,500円とは、立地を考えれば信じがたい費用対効果の良さです。お金の話はさておき料理そのものにもゲストを圧倒するパワーがあり、老若男女問わず美味しいと感じさせる絶対的な何かがあります。
今度は夜にお邪魔したいのですが、ランチがお得過ぎて夜に中々行けない症候群。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。