久茂地の飲み屋街の飲み屋ビルの2階の奥にある人気焼肉店「疾風ホルモン 久茂地本店」。近江牛を中心に取り扱う「肉の変態集団」を自称するお店であり、食べログでは百名店に選出されています。
店内はカウンター席にテーブル席、奥には個室の座敷もあります。食べログ公式ページには
ていねいは、人をめぐる。効率よりも、やさしさを優先しよう。と社長が言います。売上も大事だけど、目の前のお客さまを大切にしたい。と思う社員がいます。
本当なの?と疑われます。きれいごとと笑われます。けれど、私たちは続けていきたい。誰かの優しさは、また他の誰かを優しくし、誰かのていねいは、また他の誰かをていねいにする。それはやがて、めぐりめぐって、人をちょっと幸せにすると思うから、今日もいい仕事をしたい
とポエムが入った文章が掲載されているのですが、注文はQRコードからであり、調理もセルフで行うスタイル。店員と客の接点は殆どありません。
それでもやはりスマホからの注文は便利ですね。多言語対応で外国人にとっても便利。何よりオーダーミスや会計ミスが無くなるので、細かい注文を積み重ねる焼肉屋には親和性のある仕組みでしょう。
瓶ビールにグラス2つといったややこしい注文もスマホから。瓶ビールは880円だったっけな。この辺りの飲み屋としては高めの値付けであり、モエ・エ・シャンドンのアンペリアルは16,500円と、外資系ラグジュアリーホテルも驚きの価格設定でした。お通しはビーフシチュー。ライスも付いて普通に美味しいのですが、なぜこれをお通しと位置付けるのかは疑問。〆の食事として出して欲しい。
キムチは自家製で、やはり普通に美味しいのですがポーションが小さく割高です。
和牛盛り合わせたる「会長盛り」を注文。1人前3,300円であり、この画像の盛り合わせで6,600円です。普通に美味しいのですが、なぜ和牛の正肉がイチオシなのでしょうか。店名との乖離が気になりました。
チョレギサラダは普通に美味しく盛りも良い。しかしながら、一番最初にオーダーを入れたのに焼肉も終盤になった頃に提供するという謎タイミングであり、普通に謎でした。
こちらは「ホルモン盛り」であり、やはり普通に美味しいのですが、上品に盛り付けられすぎているきらいがあり、個人的にはホルモンとはもっと雑に食べたい食材。量も少なく店名が泣いています。
〆の食事は盛岡冷麺。スープが完全な液体ではなくゼリー状にふるふると固まっており面白い。しかしながら1,100円という価格設定も割高であり、牧志の「ちるり (Chillri)」とどうしても比べてしまいます。
以上を食べ、軽く飲んでひとりあたり7-8千円といったところ。東京と似たような費用対効果であり、県外客が敢えて訪れるお店ではないかなと感じました。また、店名の割にホルモン推しでない点や、「肉の変態集団」と自称する割にプレイは普通であったりと、ブランディングと現実に色々とギャップを感じた夜でした。
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