出雲大社の周りは名物の「出雲そば」で群雄割拠状態であり、どのお店も週末は数十分待ちとバーサーカーモードなのですが、出雲大社前駅から出雲大社方面へ逆サイドに向かったところにある「出雲そば めぐみ。惠」は比較的人流が落ち着いています。
店内は全てテーブル席で、2人掛けと4人掛け。トータルでは10席強といったところ。場面で待ち順列が生じますが、まあ、じっくり時間を食べて摂る料理でもないので回転は速いです。私は「山菜なめこ蕎麦(冷)」に追加で「鶏のから揚げ」を4個付けてもらいました。「鶏のから揚げ」は細かな個数から注文することができ、12個なら千円というお得なカウントです。
蕎麦は、うーん、普通の蕎麦ですね。不味くはないが、上手くもない。もちろん観光地でこの値段で出してくれることを考えれば割安感はあるのですが、本質的にバリ旨いかというと中くらいに感じました。他方、唐揚げはベーシックに美味しいですね。いっそのことソロで訪れ唐揚げを12個千円だけ注文するのが一番満足度が高いかもしれません。
連れは出雲そばの最も基本的なスタイルであるスタイルを注文。感想を求めると、「蕎麦は蕎麦である」と何やら哲学的な回答が返って来ました。
最安値の蕎麦は千円を切るところから始まり、なんやかんやで皆の支払い金額は千円強といったところでしょう。先に述べた通り、観光地の名物料理を食べてこの支払金額は良心的ですが、本質的な美食はそこにあるのかと問われると、それはまあ、人それぞれかもしれません。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。