恵比寿における超超超超超人気の中華料理店と言えば「舞香(まいか)」。ランチタイムは常に行列しているので、夕方4時というヘンテコな時間にお邪魔してみましたが、それでも満席という底力。店名も良いですよね。私は一時期、山本舞香のことを真剣に好きだった時期があったのでドキドキしてしまいます。
店内はラーメンのような誂えであり、カウンターが6席ほどにテーブル席といった陣容。かなりキツキツな席間隔であり、グループで訪れるというよりはソロでお邪魔するのが似合います。
私は「肉野菜定食」を注文。850円。調理を担当するオッチャンもサービスを担当するオバチャンも愛想が良く、「ゴハンはお代わりできるからネ」と、食べる前からこの店が好きになってしまいました。主題の肉野菜。モヤシとキャベツが支配的であり、シャキっとした歯ざわりが後を引く美味しさ。豚肉のボリューム感も中々のものであり、渋谷の「肉野菜炒めベジ郎」とはまた違った方向性の美味しさです。
スープは悪くはないのですが、肉野菜の調味が強めであり、その後に口にするとアタックが弱く感じました。ライスは一般的な定食屋の味わいですが、量は丼サイズでナイスカロリーですねえ。しかも「ゴハンはお代わりできるからネ」と何度も念押しされるほど、必ず客を満腹にさせるという決意めいたものを感じます。
追加で餃子も注文しました。一般的な餃子に比べるとひと回り大きく食べ応えあります。ヘンな表現ですが普通に美味しく、宇都宮の名店以上の味わいです。卓上にある自家製のラー油(?)をたっぷり浸けて至福のひと時。以上を食べて1,300円。ただしこれは贅沢にも餃子を追加した結果であり、普通に食事をするのであれば800円かそこらで満腹間違いなしというコンセプトが素晴らしいですね。これぞ町中華。お会計時のマダムの「ゴハンおかわりしなくて良かったの?」という声がけが、どこまでも優しい。「めし処こづち」もそうですが、恵比寿には温かい定食屋がまだまだあるのだ。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 晩酌屋おじんじょ ←恵比寿で居酒屋ならコチラ。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!