ホルモン焼 婁熊東京(ルクマトウキョウ)/恵比寿

豚のホルモンに真剣に取り組む店として名を馳せた「ホルモン焼 婁熊東京(ルクマトウキョウ)」。恵比寿駅から線路沿いに渋谷方面へ7-8分ほど歩いた場所にあります。ちょうど「いまり」「舞香」の裏っかわ辺り。食べログでは百名店に選出されています。
「豚肉の新たな可能性を追求する。朝〆ホルモンをワインと楽しむ大人の空間。」「“大衆感のあるホルモン焼き店”ではありません。」と主張するだけあって、ホルモン焼き屋とは思えないほどシックな内装です(写真は食べログ公式ページより)。
とは言えやっぱ焼肉なのでビールっしょ、ということで瓶ビールをオーダー。しかしながらコースの量があまりにも少ないので(後述)、酒を飲むタイミングを逸し、あろうことか私はこれ1本しか飲むことができませんでした。
まずは自家製のピクルスですが美意識の欠片も無い盛り付けです。味については自家製のピクルスの味がしました。
ハムに生ハム。生ハムはコンドームのように薄くお皿の柄が透けて見えるほど。口当たりも軽く、柔らかな口溶けを楽しむことができます。
モツ煮が美味しい。臭みが無いのは当然として、スープが蕩けるように旨い。もっと大量に、丼いっぱい食べたい気分です。レトルトパウチして売り出してくれへんかな。
マッシュルームを炭で焼きます。じっくりと熱を通し、かさの部分にエキスが凝集するのを待ち、まずはそのスープから楽しむという仕組みでした。すげえ時間かけた割に味そのものは中くらいです。
朝〆ホルモン焼き物9種盛り合わせ。カシラにレバーにハツにノドブエに、、、あとは何だっけな。いずれも美味しいのですが、でもあれ?今日って芝浦の食肉市場、閉まってる日じゃなかったっけ?心配になって東京都のウェブサイトから当日の取扱金額を確認するに、やはりこの日は休市日のようです。
もちろん他に特殊な仕入れルート・秘密の市場があったり、ひろゆきが指摘した沖縄の座り込みのような特別なカウントルールがあるのかもしれませんが、特に断りも無く『朝〆の"Day0"ホルモン』とサラっと説明されるのには違和感を覚えました(画像は食べログ公式ウェブサイトより)。
気を取り直してお口直しのサラダ。野菜の味、とりわけトマトの味が濃く、この日いちばん記憶に残ったお皿です。
正肉はいわゆる焼きしゃぶ方式で、卵黄に絡めてバクっと頂きます。くどくないすき焼きのような味覚であり素直に美味しい。
ヨーグルトアイスで〆、ってあれ?もうおしまい?もちろん肉の種類は多く色々食べれて楽しいのですが、いずれもひと口サイズであり腹は4分目ほどです。もちろん追加で色々と注文し強引に腹を膨らませることはシステムとしては可能ですが、それも何か違うと思い、帰りにラーメンでも食べて帰ることにしました。

以上を食べ、ビールを1本飲んでお会計はひとりあたり6千円強。恵比寿のお洒落な焼肉屋でこの支払金額は一見安く思えますが、成人男性が欲望の赴くままに飲み食いすれば1万円は軽く超えることでしょう。だとしたら相場通りだ。
豚の内臓という好みの分かれる食材をここまで綺麗なコンテンツに仕上げたことには胃義がありますが、旨い焼肉を腹いっぱい、のようなテンションで訪れるのは違う気がしました。もちろんお店側も「“大衆感のあるホルモン焼き店”ではありません。」と言い切っているので、ここは私の選択ミスだったかもしれません。私のせいです。

そういう意味では「豚の内臓なんて食べたことない~💖無理~💖」みたいなギャルをホルモンデビューさせる場所としては打ってつけかもしれません。「豚の内臓なんて食べたことない~💖無理~💖」みたいなギャルと共にデートどうぞ。

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