中目黒駅すぐの人気フレンチ「オー・コアン・ドゥ・フー(Au Coin du Feu)」が「Les deux(レドゥー)」へとリブランドオープン。以前はカジュアル目のお店でしたが、現在はやや重厚でシックな雰囲気へと様変わりしています。店名は「2」という意味であり、きっとご夫婦のことを指しているのでしょう。
店内は厨房を取り囲むカウンター席にテーブルがいくつか(写真は公式ウェブサイトより)。トータルでは20席ほどで、2人でカバーするには中々の席数なのですが、およそ待たされたという印象は1ミリもありませんでした。シックな空気感で目線が交錯しないような座席配置なので、重要な会食にも向いているでしょう。
山口潤シェフはフランス各地を3年間周り、帰国後は自由が丘「ラ・ビュット・ボワゼ」などで経験を積んだ後、2011年に中目黒の地にて独立開業しました。
ワインの値付けは控えめで、1万円を切るシャンパーニュもいくつかありました。料理に合わせてのペアリングも用意されており、ソムリエールであるマダムが品良く案内してくれます。
アミューズに「エスカルゴのグラタン」。いわゆるエスカルゴバターとマッシュポテト(?)の組み合わせであり、立ち上るバターの風味が心地よい。量もたっぷりで、フランスを感じさせるひと皿です。
看板メニューの「ズワイガニと帆立、ウニのカクテル仕立て」。ニンジンのベースを土台に高級海鮮軍団がこれでもかと敷き詰められており、旨味たっぷりのジュレが味覚を整えます。まさに傑作と評して良い味わいであり、止まっていた時が動き出しました。パンは素朴なものですが、全体として調味が強めのレストランなので、これぐらいのシンプルさが料理を邪魔せず心地よい。またひと皿ひと皿のボリュームも大きいので、パンで胃袋を埋める余地が小さいと言えるでしょう。
地蛤のフラン。クニクニと説得力のある噛み応えの特大ハマグリが美味。フランの穏やかな味覚と刺すような貝の風味が良く合います。
真鱈白子のパイ包み焼き。香り高いパイ生地の中には白子がギッシリと詰まっており、あまりの美味しさに心臓が早鐘を打ち始めます。ソースも王道の味わいであり、ああ、やっぱりフランス料理っていいなと思わせてくれるひと皿でした。
お魚料理は太刀魚。先の白子に比べると透明なスープ仕立てと思いきや、この透明な液体のボディがしっかりとしており、思いのほかストロングスタイルな味わいです。ホクホクとしたお魚の歯ざわりも心地よく、たっぷりの野菜も抜け目なく旨い。
メインは追加料金でオマール海老とフォアグラを詰めたウズラを用意して頂きました。まさに道楽とも言える食材のラインナップであり、何ともテンションの高い味覚です。
デザートは濃厚なショコラテリーヌに、これまた濃厚なアイスクリームをトッピング。カカオの風味豊かな味わいはもちろんのこと、濃密なソースも含めて本日の集大成と言うべき密度の高いデザートでした。
地蛤のフラン。クニクニと説得力のある噛み応えの特大ハマグリが美味。フランの穏やかな味覚と刺すような貝の風味が良く合います。
真鱈白子のパイ包み焼き。香り高いパイ生地の中には白子がギッシリと詰まっており、あまりの美味しさに心臓が早鐘を打ち始めます。ソースも王道の味わいであり、ああ、やっぱりフランス料理っていいなと思わせてくれるひと皿でした。
お魚料理は太刀魚。先の白子に比べると透明なスープ仕立てと思いきや、この透明な液体のボディがしっかりとしており、思いのほかストロングスタイルな味わいです。ホクホクとしたお魚の歯ざわりも心地よく、たっぷりの野菜も抜け目なく旨い。
メインは追加料金でオマール海老とフォアグラを詰めたウズラを用意して頂きました。まさに道楽とも言える食材のラインナップであり、何ともテンションの高い味覚です。
デザートは濃厚なショコラテリーヌに、これまた濃厚なアイスクリームをトッピング。カカオの風味豊かな味わいはもちろんのこと、濃密なソースも含めて本日の集大成と言うべき密度の高いデザートでした。
食後のお茶には紅茶を選択。ごちそうさまでした。
以上のコース料理が9千円で、追加料金の皿やワイン・水を含めてひとりあたり1.8万円といったところ。銀座や六本木であれば倍請求されてもおかしくない質および量であり、マダムの感じの良い接客も含めて中目黒わが心のベストレストラン第1位に輝きました。オススメです。
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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
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