「のうれんプラザ」1階に入居する「ブレーメン(Bremen)」。「のうれんプラザ」とは元々「農連中央市場」という自然発生的な市場の集合体であり、「沖縄県民の台所」として沖縄の食生活を支え続けてきた歴史があります。現在はリノベされすっかりキレイな箱へと化けましたが、ソフトはあまり変わっておらずアジアの市場の空気を色濃く残しています。
お昼時はランチセットの提供があります。ブリトーやタコスなどのメインディッシュを選び、+200円でスープと卵サラダが付くといった仕組み。メインディッシュは用いる具材や調理法に拠って多少の価格変化が生じます。
テキーラやメキシコのビールなども用意されているのですが、我々は無料で炭酸水をお出し頂けました。これがランチ限定のサービスなのか常にそうなのかは知らない。
ランチセットのスープ「ソパ・デ・アホ」。いわゆるニンニクのスープであり、かといってどぎついニンニク風味かというとそうでもなく、マイルドに胃腸に染み入るニンニク風味です。具材の温泉卵が優しい味わいを提供してくれます。こちらもランチセットの一環として出てくるタマゴサラダ。サラダというよりはソース付きゆで卵であり、そのまま食べてもよし、タコスやブリートと合わせて食べてもよし。
メインディッシュのタコス。タネはグリルチキンを選択。皮につき沖縄風の揚げたやつではなく、本場メキシコ分の柔らかいコーン風味(?)のそれでした。
ちなみにパクチーやオニオン、サルサなどのトッピングは、セルフでお好きなものをお好きなだけ。何とも気前の良いシステムです。
こちらはブリトー。野菜とゴハンがギッチギチに詰まっており、容積は小さいものの食べ応えは中々のものです。単品だと500円~だったっけな。東京で食べる場合の半額近い価格設定であり、家賃や人件費の差だけでは語れない魅力が存在します。
美味しかったし、お野菜たっぷりでかなり腹が膨れました。これらのランチが千円以下で楽しめるのは大変うれしい。タコスが2つにドリンクが2杯付いて千円ポッキリの「ニコニコセット」も用意されており、タコスをつまみにビールやテキーラで宴会するのも良いでしょう。Vamos amigos!!
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