ホルモン家族/仙川

調布の仙川にある焼肉店「ホルモン家族」。仙川駅から歩いて数分の場所にあり、ラーメン二郎仙川店の路地を折れてすぐの場所にあります。
ちなみに当店は元プロ野球選手のムッシュ中畑清の御子息が店長を務める焼肉店(画像は稲村亜美オフィシャルブログより)。地元民情報によると「かなりの確率で中畑が居る」とのこと。これは「闘魂こめて」はソラで歌える元巨人ファンとして私はお邪魔する必要があります。
店内は厨房に面したカウンター席にテーブル席が数卓、小上がりに2テーブルという布陣。有名人の色紙や野球グッズが飾られているわけではなく中畑感は薄い。ちなみにこの日はムッシュ中畑清は不在でしたが、ジュニアのムッシュ中畑淳にお会いすることができました。すげえガタイが良いです。
閑話休題。焼肉です。メニューは牛・豚・鶏の焼肉が主力であり、いずれも良心的な価格設定。酒も安く、このメガジョッキが800円とは焼肉店として素晴らしい心意気。やはり焼肉にはビールですな。
まずはグリーンサラダで胃袋を落ち着けます。ちなみに「パリパリサラダ」なるものもあり、中々の太さの根菜がトッピングされており絶好調とのことでした。
お刺身の盛り合わせ。手前からセンマイ・ガツ・ハツ。いずれも臭みは一切なくクリアな味わい。下味が結構ついておりツマミに最適。お酒が進みます。ちなみに「盛り合わせ」なるメニューは無いのですが、スタッフに相談すると千円で上手く調整して下さいました。
トリッパ。ホルモン料理店らしく胃袋の量が半端なく、一般的なトリッパよりも肉々しい。焼肉店で調味もやはり濃く酒の消費量が加速する。
ホルモン5種盛り合わせ。マルチョウにタケノコ(動脈)にヤゲン軟骨に何だっけな。いずれも刺身のクオリティを引き継いでおり、ホルモン特有の臭みもなく絶好調です。
タンドリーチキン。鶏肉をカレー粉で調味し七輪でセルフで焼くという、ありそうでないメニューです。いわゆるインド料理店のようにビンビンにスパイスが立っている方向性ではなく、マイルドで親しみやすい味わいです。
ハラミ。弾力があり噛み応え抜群。噛みしめる程に肉の旨味が滲み出てきます。調味もつよつよで、気が付くと3杯目のメガジョッキに手を出していました。
ミノ。こりこりとした食感にコッテリとした調味。当店におけるホルモンの真骨頂とも言える絶好調な味わいです。

ちなみに中畑=絶好調という構図はwikipediaによると『1979年、監督の長嶋茂雄から「調子はどうだ?」と尋ねられた中畑は「まあまあです」と返事をしたところ、それを聞いていた一軍守備走塁コーチの土井正三から「まあまあなんて言う奴を監督が起用するか? 絶好調と答えろ!」と叱られた。それ以来、中畑は何を聞かれても「絶好調!」と答えるようになり、「絶好調」「絶好調男」が中畑の代名詞となった。』に由来するそうです。
〆に冷麺。さっぱりとしつつもコクのあるスープに噛み応えのある麺。量もたっぷりでキムチも付いて、実に気前の良いボリューム感です。ランチもやっているそうなので、ご近所の方は昼にクッパや麺のみを食べることができて羨ましい。
以上を食べ、バカみたいに飲んでお会計はひとりあたり6千円強。普通の飲食量であれば5千円を超えることはまずなく、それでいてこの満足感は素晴らしい。中畑抜きにしてすげえ良いい店です。

都心の高級焼肉もイベントとしては悪くないですが、やはり焼肉とはこれぐらいで良く、これぐらいが良いなと再認識した夜でした。

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