北谷にある「ヒルトン沖縄北谷リゾート(Hilton Okinawa Chatan Resort)」。那覇空港から車で小一時間と微妙な立地なのですが、お隣の「ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート」と合わせると中々のメガリゾートが爆誕しました。
ポーターに予約名を告げエグゼクティブラウンジに案内してもらおうとすると、ラウンジのスタッフがロビーまでわざわざ迎えに出向いてくれるとのこと。どクリスマスの完売御礼満室タイミングであるというのにこの余裕。ヒルトン広島は当館に学びなさい。最上階である9階のエグゼクティブラウンジにてチェックイン。全国旅行支援の手続きもあり煩雑なオペレーションが求められるはずなのですが、流れるような処理でありストレスは微塵も感じませんでした。この業務品質の高さはチェックインの女王に匹敵するかもしれません。
お部屋は「エグゼクティブ オーシャンビュールーム(キングベッド)」にご案内頂けました。広さは37平米とのことで、2人で過ごすには充分の広さです。
ベッドはどっしりと重厚感があり、何かに守られているような寝心地です。家具類はいずれも機能的で、派手さはありませんが必要にして十分といった仕様です。窓からは空と海が見えます。手の届きそうな位置には砂辺ビーチ。昔はダイブマスターを取得するために彼の地で特訓したものである。
お部屋は壁沿いにずっとデスクが続いており使い勝手良し。壁掛けテレビには歴史を感じるのですが、HDMI端子の口が外に出されており、Fire TV Stickなどを持参すれば容易く自分化することができます。ただちょっと回線速度は遅めかもしれません。
クローゼットは広く動線も良く、このほかにキャビネットもいくつか用意されているので、1週間程度の滞在であれば充分のサイズ感と言えるでしょう。ウェットエリアに参ります。洗面所に独立したトイレ、バスルーム。ホテルというよりも誰か友達の家のようなニュアンスがありました。
バスルームはバスタブ付きで、一般的な家庭の風呂よりも一回り広いかもしれません。部屋との境目の壁は謎にガラスであり、手動式のブラインドは用意されているものの、これは一体どういう用途なのだろう。風呂越しにテレビでも見るんかな。共用施設に参ります。当館は350室近くある大箱なのですが、フィットネスセンターは極めて小さく、バランスが悪く感じました。
冬に滞在したので屋外プールにはノータッチでしたが、当館のプールはスライダーも設置されている県内最大級のもので、かつ、お隣の「ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート」と施設を共用しており、夏場は遊び場としてかなりの選択肢があるでしょう。他方、屋内プールは17メートルと小さく子供たちの水遊び場と化しているので、ガチ勢スイマーは諦めてください。
17-19時はエグゼクティブラウンジでカクテルタイム。たまたまかもしれませんが、客層が驚くほど良いですね。北谷という、観光地としては中途半端立地に好んで宿泊するゲストは通なのかもしれません。リゾートを求める家族連れは瀬底島を目指し、アクティブでお値打ちなホテルを求めるのであれば那覇のダブルツリーを目指すのでしょう。軽食もサラダにちょっとした前菜、チーズ、フルーツと、エグゼクティブラウンジとしては悪くないラインナップです。もちろんコチラだけで夕食とするのは心許ないので、あくまで食前酒とツマミという位置付けで訪れると良いでしょう。
朝食はロビーフロアにある「スリユン(Suriyun)」へ。朝食・昼食・夕食とフル回転のビュッフェダイニングであり、週末の朝食時には行列が生じます。我々はダイヤモンド会員様なので、朝食であっても予約することができ、用意して下さる席も広いボックスシートと至れり尽くせり。ヒルトンは会員間の格差を明確に示すので、上級会員はもちろん平会員も納得感があるように思えます。詳細は別記事にて。
結論として、立地は同じで設備が共用なので、旅慣れた方にとってはお隣の「ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート」のほうが眺めが良く静かで安くて良いことづくめの気がしました。北谷に泊まる際はダブルツリーに予約を入れ、共用の「ヒルトン沖縄北谷リゾート(Hilton Okinawa Chatan Resort)」の設備を使い倒すのが最も賢い使い方かもしれません。
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