白金高輪駅近くの「アルチェッポ(Al Ceppo)」が同じ白金高輪の白金商店街(四の橋商店街)に移転。私の大好きなピッツェリア「タランテッラ ダ ルイジ」のすぐ近くです。ミシュランではビブグルマンに選出されています。
店内はオープンキッチンで、厨房を取り囲むカウンター席にテール席がいくつか。シェフとサービスのツーマンセルで動いており、ちょうど良いサイズ感です。
ワインはグラスよりもボトルに割安感があったので、ボトルを中心に頂きました。もちろんイタリア物が中心で、6千円台~だったと記憶しています。
「ブッラータチーズとサラミのたっぷりサラダ」は「たっぷり」とく語感に促されて注文したのですが、思いのほかサイズが小さく、2人でシェアするには心許ない。
「ポロ葱のクリームゴルゴンゾーラグラタン」も味は悪くないのですが、やはり2人で分け合うには物足りません。「2人だと4皿ほどの注文が丁度良い」との案内だったのですが、普通の成人男性2人組だとその倍は必要な気がします。
「江戸前穴子のプッタネスカ カサレッチェ」は取り分けた上での提供です。「カサレッチェ」とはシチリアのパスタであり、ややこしいマカロニのようなシステムです。穴子をトマト風味で食べるのは珍しい体験。
骨付仔牛のカツレツは2ピースで3,520円で、こちらも取り分けた上でお出し頂けました。やはり味は悪くないのですが、うーん、このひと皿で1,800円近くするのは割高に感じました。
健啖家の我々にとっては波長の合わないお店でした(その後2次会でしこたま食べた)。小食の方や女性グループ向けかもしれません。ボトルのワインはそこまで高くないので、旨い料理が出るワインバー、みたいなつもりで訪れたほうが良かったのかなあ。
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