ハノイでベトナム料理を楽しみたいのであれば入門編としてまずはコチラ「Quán Ăn Ngon(クアン アン ゴン)」。屋台料理から家庭料理、レストランで出るようなちょっと高級な料理までが一同に会する気軽なお店。旧市街の観光スポットからも近く、Grabで検索すればすぐに出てくる超有名店です。
フードコートのように広い店内なのですがその全席を埋めており、お祭り騒ぎの大賑わい。我々は日曜日のランチに予約ナシで訪れましたが10組ほどの待ち順列。それでも大箱なので15分もすれば着席することができました。
メニュー数がとにかく多いのですが、その殆どに写真と英訳も付いているので外国人に優しい。スタッフによっては英語も結構通じます。
ビールはいずれも200円かそこらであり、「日本円は終わった日本は終わった」とヤフコメで嘆いている人々は一体何を見てそう思っているのかお聞きしたいところです。
こちらはマンゴーとシーフードのサラダ(正式名称は知らん)。マンゴーといっても全く甘くなく、パパイヤサラダのような趣があります。エビもイカもたっぷりで頬が緩む。定番の「ゴイクン(Goi Cuon)」は1本単位で注文することができます。ゴイクンそのものはお馴染みの味わいで美味しいのですが、個人的にはピーナッツ風味のつけダレがツボ。やや味噌っぽくもあり、日本ではあまりお目にかかることのない味覚でした。
これはお通し?サービス?日本のアジア料理店でもおなじみの揚げたチップスです。ちなみにベトナムのレストランは使い捨てのおしぼりが有料で、お会計時に使った枚数に基づいて精算されます。食べる前に取り皿や箸などを自らの手で拭き上げ衛生状態を自ら確保するのが地元流です。こちらは「バインセオ(Banh xeo)」。いわゆるベトナム風お好み焼きであり、 米粉を焼いたクレープにモヤシや挽肉などが詰まっています。程よいサイズに切り分けライスペーパーにお野菜と一緒に包んでかぶりつく。誰もが大好きな味わいでしょう。
以上を食べ、軽く飲んでひとりあたり1,500円程度。それほど空腹を感じていなかったので控えめな注文としましたが、仮に生理前の爆食いであったとしてもひとり3千円を超えることはまず無いのではなかろうか。
価格帯の割にはシステマティックで清潔なお店であり、スタッフもにこやかで感じが良い。ハノイを訪れるのであれば必修科目とも言えるレストランであり、この店を悪く言う人はそういないと思います。オススメ!
関連ランキング:ベトナム料理 | ハノイ
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。