ロビーは地方の古くからある旅館のそれといった風情。チェックイン開始時刻は16時と遅く、またその時間になるまでは絶対にチェックインさせない(ロビーの電灯すら消えている)という徹底した運用です。
我々は角部屋に予約を入れました。角というか端というか、部屋の3面がガラス窓であり採光が抜群です。
畳のお部屋の他にベッドルームも用意されているのが良いですね。常に寝具が用意されているため、朝食から戻ると布団が片付けられておりゴロゴロできない、みたいな悲劇は待ち受けていません。一方で、様式の寝具の取り扱いは苦手なのか、足元のシーツの長さが足りていません。足を伸ばすとベッドパットひいてはマットレスまで生足で触れてしまうのが気持ち悪いです。
ライティングデスクなのか化粧台なのか、一応机らしきものも用意されています。しかしながら私の長い長い脚を収納することは難しく座り心地は悪かった。
クローゼット。こちら側からはシティビューが広がります。ちなみに当館は全35室と客室数が少なく、その全てがオーシャンビュー。見方に拠ってはスモールラグジュアリーと呼べるかもしれません。
クローゼット。こちら側からはシティビューが広がります。ちなみに当館は全35室と客室数が少なく、その全てがオーシャンビュー。見方に拠ってはスモールラグジュアリーと呼べるかもしれません。
ウェットエリアは場末のビジネスホテル感が強い。下水臭も強く、何故か便座も曲がっている。私ちょっと無理かもしれません。
お風呂は大浴場を利用するゲストが殆どだと思いますが、そちらも特に温泉といったわけではなく、スポーツクラブのお風呂と大差ないので、お湯を目当てに当館を訪れるのは避けた方が良さそうです。夕食は地の利を生かした生魚は大変美味しいですが、その他の料理は地方の温泉旅館の団体料理と大差ありませんでした。またキッチンとホールスタッフの連携が上手くいっておらず、目に余るボーンヘッドが散見されたのもまじ許すまじ。詳細は別記事にて。
朝食もやはり地方の温泉旅館の団体料理と大差ありません。ビジネスホテルのビュッフェを丁寧に盛り付けた味覚です。スペシャリテの「もずく雑炊」も供されるのですが別に普通です。加えて白ゴハンまで用意するあたり、炭水化物では負けないぞという決意めいたものを感じました。
2日目の朝食はコチラ。前日と多少はラインナップを変えていますが、やはりビジネスホテルと大差ありません。素泊まりで夜は地元の居酒屋に行けば良かったかなあ。
隠岐では一番のホテルであり、それなりに金額も張るので期待して訪れましたが、設備やサービスのレベルを勘案すると割高に思えました。このあたり、「Ryokan浦島」と同じく離島特有の限界なのかもしれません。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。