2020年10月にハノイ初進出となったハイアットグループの「Hyatt Regency West Hanoi」。そのロビー階にある朝食会場が「Market Café(マーケットカフェ)」。クラブラウンジでの朝食の提供は無く、クラブフロア宿泊者やグローバリスト(上級会員)であっても当レストランの利用となります。
客席は広く、ビュッフェ台もすごくすごい広いのですが、料理の陳列にはソーシャルディスタンスが確保されており、ハコの割にラインナップが少ない。サラダやシャルキュトリ、チーズなどの所謂シティホテルの朝ごはんに加え、各国の代表的な料理がちょろちょろと置かれる程度です。
ちなみに当館はしばらく前まで「Crowne Plaza West Hanoi Residences」として運営されており、そのゲストの大半はサムスン電子関連すなわち韓国人ゲストだったようで、その流れを引き継ぎ現在のゲストも韓国人が多い。そのためか「辛ラーメン」なども置かれていました。
私はお馴染みのサラダ+シャルキュトリ+チーズのセットに卵料理。卵料理は少しひねって「台湾風ナントカクレープ」なるものをお願いしたのですが、どちらかというと「阪神名物 いか焼き」のようなニュアンスを感じました。連れはフォーを楽しんでおり、少し味見させてもらうと、フォーの味がしました。フォーとはそういうものである。ハコは立派なのですが料理のラインナップは少なく、またそのクオリティも他のハイアットの朝食に比べると今ひとつに感じました。ジンジャーブレッドクッキーハウスなども販売されていたのですが、他のハイアットの製菓チームのそれに比べるとレベルが低いと言わざるを得ません。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。