2022年5月に新栄町駅から徒歩5分の場所へと移転を果たした「kitchen俊貴(キッチンとしき)」。以前は千種区京命という渋い立地だったので、一気にアクセスが良くなりました。食べログでは百名店に選出されています。
阿井俊貴シェフは「キッチン雅木」や「キッチン ノム」など人気洋食店で経験を積んだのち、2019年に当店を開業。移転後の店舗は「ビストロダイア」の跡地。木材を多用した温かみのある内装ですが、洋食店としてはかなりの高級感があります。
10種類のお野菜でお花畑サラダ。「ひとりで食べるには多すぎるかも」ということで、ハーフサイズにしつつも半額でOKという神対応。野菜は新鮮で野菜そのものの味が濃く、活き活きとしたサラダです。
本日のスープはポルチーニ。芳醇なキノコの香りにクリーム由来のリッチな味覚。このクオリティのスープが800円かそこらというのは凄まじい企業努力です。ハンバーグ&タラバ蟹のクリームコロッケ。コロッケはカニがギッシリと詰まっており美味しいのですが、美味しいだけにもうすこし量が欲しかった。次回は単品のフルサイズで注文しようかな。
また昨今のハンバーグは肉汁ドゥヴァー系が多いですが、当店は敢えて肉汁が流れ出ないように設計し、旨味を凝縮したとのこと。外皮(?)として衣のような生地も纏ってあり、ハンバーグにも色々あるんだなあ。
以上を食べ、ビールを1本飲んでお会計は5千円弱。入店から1時間以内に全てが済むというスピード感も私のようなイラチにとっては好ましい運用です。京都の洋食店とはまた違ったスタイル。のんびり酒を飲みながら、という雰囲気ではないのでランチでお邪魔するのも良いかもしれません。次回は事前予約が必要なオムライスやハヤシライスを試してみたいと思います。
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