目黒駅すぐの飲み屋ビル「サンフェリスタ目黒」の1階に入居する「TRUNK(トランク)」。ラストオーダー25時と遅い時間でもしっかりとした料理を楽しめる、おひとり様も大歓迎の穴場です。
店内はカウンター席が7-8席にテーブル席がいくつか。予約ナシでも入れることが多いのが嬉しい。ただしカウンター席は隣客と肘がぶつかるほど間隔が狭いので、気になる方は事前に予約を入れておくと良いでしょう。
ざっかけない雰囲気なので酒も安く、ハウスワインは千円を切り、ボトルのワインも3千円程から始まります。お通しのホウレンソウスープで胃腸を温め、さあ食べるぞ。
まずはシンプルグリーンサラダ。その名の通りシンプルなグリーンサラダなのですが、880円という値付けは他のメニューに比べると割高に感じました。本日の前菜盛り合わせ。この1皿は2人前であり、ひとりあたり1,380円。フランスとイタリアのカジュアルなお惣菜が詰め込まれており、こちらをツマミにワインをのんびり飲むのが大正解。必ず注文すべきメニューでしょう。
イワシのマリネ。ジュックジュクに脂が乗ったイワシを強めの酢でバリっと締めあげ、思わず目を閉じてしまう美味しさです。こんなに美味しい魚なのに、どうしてイワシは下魚扱いされるのだろう。ぶっちゃけ鰻より旨くないか?
お肉は「自家製やまと豚のソーセージとチーズ入りソーセージ」。ナイフを入れた瞬間にドバっと溢れ出る肉汁。見て美味しく食べて美味しいひと品です。肉そのものの味が濃くてワインが進みます。
以上を2人でシェアし、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり6千円。立地が良くて予約ナシでフラっと訪れることができ、飲んで食べて6千円でここまでレベルの高いお店は中々ありません。ベクトルとしては恵比寿の「Flamingo(フラミンゴ)」に似てるかな。次回は深夜帯に2次会使いで訪れてみたいと思います。
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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
- サエキ飯店 ←食堂系中華の最高峰。
- レストランユニック(restaurant unique) ←ジビエが自慢。
- クロデグルメ(Clos Des Gourmets) ←1万円でお釣りが来るミラクルなフランス料理店
- 立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante) ←普段使いの最高峰。
- 手づかみDining 東京ハンズ(Tokyo Hands) ←大好きだ愛してる。
- リナシメント(RINASCIMENTO) ←前菜の盛合せ。ぐわー!なんだこりゃ!
- 和創作 太(わそうさく た) ←これをお買い得と言わずして何と呼べば良いのでしょうか。
- 鳥しき ←焼鳥界のレジェンド。
- LAND(ランド) ←目黒のカレーはコチラでキマリ。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania) ←でもスープカレーならこっち。
- 支那ソバ かづ屋 ←下手な中華料理屋に行くよりも余程上質。ワンタンメンはマスト。
- 鶏そば きび ←まるで上質な水炊き屋のような味わい。
- とんき ←80年の歴史は伊達じゃない。
- タイ料理 みもっと ←ここはガチでやばたにえん。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。