秋田屈指の歓楽街「川反(かわばた)」エリアにある「さけ富(さけとみ)」。おでんを中心とした秋田の郷土料理を提供する居酒屋であり、食べログでは百名店に選出されています。近隣にそういったお店が多いからか、googleで検索しようとすると検索候補に「さけ富 ガールズバー」と表示されるのがなんだかおかしいです。
この日のうちに飛行機で移動する必要があったため、早めの夕食にと開店と同時にお邪魔しました。なのですが、扉を開いてすぐにスタッフに「予約は?」と超不愛想に、ややもすると喧嘩腰で問われます。なんなんこの店チョー感じ悪いじゃん。飲み物につき、日本酒は1合千円ほどと、このあたりの居酒屋としてはこんなもんでしょうか。接客の感じの悪さは既に述べましたがオペレーションも酷いもので、入店からファーストドリンクの提供まで15分近くを要しました。こんなガラガラの状態でこのテンポの悪さは意味がわからないじゃん。
まずは自慢の一番出汁を、ということなのですが、そんなに大騒ぎするほどのものではありませんでした。
お通しが豪華でいずれも美味しいのですが、後から伝票を見て驚き、お通し代金だけで1,320円も加算されていました。ふたりで3千円近くもするので、これなら自分たちが食べたいものを同じ予算で注文したいものです。
おでんはひとつのタネにつき300円近くを要する強気の価格設定です。つみれ、油揚げ、さつま揚げ、卵とそれなりに美味しいのですが、先のお出汁と同様おでんはおでんだなあというお気持ちです。
せっかく秋田に来たのだから「比内地鶏もつ煮」も注文するのですが、自分自身が消えてなくなりそうなほど待たされました。量もえげつないほど少ないので、もういいやと見切りをつけて席を立ちます。滞在時間50分でした。
接客姿勢は悪くオペレーションも酷いもので、スタッフ同士の雰囲気も良くないように見え、食事の量は少なく割高で、どうしてこんなに評価が高いのだろう。食べログの百名店の選定プロセスが気になるところです。
何故あんなに評価が高いのかと気になり後日いろいろと調べてみたのですが、何でも当店のウリはカウンター内の着物を着た女の子たちがおしゃべりに付き合ってくれ、一緒に飲んでくれることだそうです(写真は食べログ公式ページより)。なるほど、だからgoogleで検索しようとすると検索候補に「さけ富 ガールズバー」と表示されるののか!トイレの求人募集に女性を限定していたのも今になって納得しました。
ちなみに著名なグルメブロガー「うどんが主食」さんも、食べログの口コミにて「ガールズバーのおでん屋バージョン」と評しています(画像は食べログ https://tabelog.com/rvwr/alwaysudon/rvwdtl/B379899663/ より)。
当店の利用方法につき、完全に私が誤っていました。そのため今回の記事は参考にしないでください。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。