空港内のレストランと言えば非人道的な価格設定の割にパっとしない味の店が殆どですが、宮崎空港の「おもてなし 夢かぐら」はGoogleマップで妙に評判に良く、気になるのでお邪魔してみました。
店内は入ってすぐのカウンター席に加え、奥のほうにもテーブル席がたっぷりあります。グループ向けの小上がり席もあり、子連れでも安心です。窓から滑走路を望むことができるのが魅力的(写真は宮崎ブーゲンビリア空港公式ウェブサイトより)。空港内のレストランとしては酒が安く、宮崎のクラフトビールなど土産物屋で買うのと大差ない価格設定です。もちろん焼酎も豊富であり、普通に飲み屋として使ってるゴルフ帰りのオッチャンもいました。
海鮮サラダ。その名の通り魚介類が気前よく配置されており、四捨五入するとお造りかもしれません。嬉しいのですが、もうちょっと葉物野菜を増やしてくれるともっと嬉しい。メヒカリの唐揚げ。東京で食べるには中々に高価な魚ですが、ここ宮崎ではジャンジャン食べます。骨ごと丸ごとザクザクと咥え込み、仄かな苦みを楽しみながらビールで余韻を洗い流す。至福である。
宮崎の名物が詰まった定食。確か2,500円前後したはずで、定食としてはかなりの高額商品です。
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宮崎名物の地鶏の炭火焼き。ゴリゴリとした食感を期待していたのですが思いのほか柔らかく、外観に反して優しい味わいです。それでも地鶏特有の深みのある味わいが噛みしめる程に滲み出て来、思わず笑みがこぼれます。
チキン南蛮。ふんわりと柔らかいタッチの食感で、ひょっとすると「おぐら」のような専門店よりも美味しいかもしれません。もう少し量があるといいんだけどな。冷や汁は、まあ、冷や汁ですね。注文しておいて何ですが、私は冷や汁という食べ物をあまり好みません。あの、味噌めっちゃ濃いのに冷たいっていう、認知の歪みを生じさせるコンセプトが少し苦手なのです。
色々食べて軽く飲んで、お会計はひとりあたり4千円ほど。ダウンタウンにある定食屋に比べると割高ではありますが、味そのものは悪くなく、空港内レストランでこのクオリティを楽しめるのは幸せです。朝の7時にオープンし最終便まで営業しており使い勝手良し。宮崎旅行の締めくくりにどうぞ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。