佐渡 廻転寿司 弁慶 佐渡本店

2017年に「廻転寿司 弁慶 新潟ぴあ万代店」にて佐渡の魚に美味しさに感銘を受け、以来、佐渡に対する興味が尽きなかったのですが、ようやく佐渡に滞在する機会を得、さっそくその「弁慶」の本店へと向かいます。
「廻転寿司 弁慶 新潟ぴあ万代店」はひたすら行列する方式でしたが(今は変わってるかも)、本店は整理券方式。週末の正午少し前に訪れ28組待ちでしたが、少人数で座席に特に拘らなければすっ飛ばして案内してくれるので、結局30分ほどしか待ちませんでした。
回転寿司ではありますが一律料金ではなくタネによって140円から520円と、かなり幅があります。目の前のレーンにジャンジャン流れてはいますが、目の前のスタッフにリクエストすればすぐににぎってくれます。
まずはソイ。せっかく佐渡本店にまで来たので、地元の食材を中心に頂きます。
アワビ。店内中央の水槽にギュウギュウにへばりついていたのですが、かなりの薄切りであり、それほど磯の旨味を感じることはできませんでした。
アジは美味しですねえ。鉄っぽい風味にどことなく感じる品の良い苦み。何気にキョーイチのタネだったかもしれません。
カワハギ。コッテリと脂が乗って美味。ちなみにこのあと、「カワハギ肝のせ」というグレードアップ版が流れているのを目撃し、軽く嫉妬してしまいました。
イワシ。今にも崩れ落ちそうなほどドロドロに脂がのっており、アジと双璧をなす美味しさです。
「本日のお椀」ということでアラ汁がやってきました。具材となっている魚のほか、色んな魚介の味がします。これで200円というのは大変お値打ち。
メバル。鮨タネとして食べる機会が少なく煮付けの印象が強いのですが、なるほど生で食べると意外に綺麗な味なのですね。
「弁慶なめろう」というひと皿。何のお魚かは不明ですが程よくミンチにされており、ねっとりとした舌ざわりが後を引く美味しさです。
ミンチものが良いのかもと考え「大トロたたき」も注文。大トロと称するには脂が物足りなく感じますが、先入観ナシで臨めば中々の美味しさです。
「たこぼうし」はタコの頭の部分でしょうか。慣れ親しんだタコの足の部分とはまた違った食感で面白い。
「煮たこ」は期待していたよりも煮込まれておらずソフトな調味です。
天然のブリでフィニッシュ。ごちそうさまでした。

以上を食べて3千円強。回転寿司としては中々のお値段ですが、タネ質から逆算すれば悪くないディールです。ただ、時季的な問題もあるのかもしれませんが、2017年に「廻転寿司 弁慶 新潟ぴあ万代店」を訪れた際のほうが強く印象に残りました。昔の記憶が美化されているだけかもしれませんが、「弁慶」を堪能したいのであれば遠路はるばる佐渡まで来なくても、新潟市内の店舗で充分かもしれません。

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