ヒルトンのラグジュアリーブランド「LXR Hotels & Resorts」がアジア太平洋地域に初進出。「ROKU KYOTO」として洛北の風光明媚なエリアに開業し、1年が経ちました。ちなみに当館がヒルトン系では京都初デビューなのですが、2022年秋には「ヒルトン・ガーデン・イン」が、2024年には「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」が開業を予定しています。
今回はそのダイニング「TENJIN(テンジン)」をご紹介。店名はすぐ脇に流れる天神川を由来としているそうです。この写真はバーエリアのもので、テラス席もあればドーンと広い体育館のようなテーブル席もあります。ビールの値段は税サ込で1,200円ほどで、まあ、ラグジュアリーホテルとしてはこんなもんでしょう。外資系ホテルは税金もサービス料も込みで表示する所が潔くて良いですね。日本のレストランの、消費税だけ込み表示でサービス料は別途という悪あがきは、制度の趣旨を履き違えているとしか思えません。
ランチを「ローストビーフの店 Watanabe」でたっぷり食べて来たので、ディナーは軽めに済まします。コース料理はパスしてアラカルト注文。こちらは「季節の彩りサラダ」。味の濃い上質なお野菜をたっぷりと摂ることができます。
こちらは「丹波地鶏もも肉 グリル シーザーサラダ」。悪くはないのですが、シーザーサラダ調の調味と「丹波地鶏もも肉」という素材の組み合わせは、何かもったいない気がしました。もちろん注文したのは私なので、予見可能性はあったとも言えます。
連れはパスタ食べたい病に罹患していたので「オーストラリア産仔羊のラグー タリアテッレ 」を注文。いくらか頂きましたが、思いのほかラムの風味が強く、ラムのラグーでパスタを食べるというコンセプトは有りそうで無いかもしれません。お肉たっぷりで美味しかった。
私は「アメリカン クラブハウス サンドウィッチ」を注文。ホテルで食べるサンドイッチって、どうしてこんなに美味しいのだろう。パンが丁寧にカリっと焼かれているのがポイントなのかな。
以上をシェアしながら食べてビールを1杯づつ飲んで、お会計はひとりあたり6千円強といったところ。外資系ラグジュアリーホテルのダイニングという意味では、まあこんなもんでしょうか。
立地やハコは当然に素晴らしく、サービス陣のホスピタリティも完璧。厄介なゲストへの淀みない対応なども見事であり、株主総会の司会とかも上手くこなせるかもしれません。非常に安定感を感じたディナーでした。
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