チョガッポ(JOGAKBO)/狎鴎亭(ソウル)

「アンダーズ ソウル 江南(ANDAZ SEOUL GANGNAM)」のダイニング「チョガッポ(JOGAKBO)」。このクラスのホテルにしては珍しくレストランは当店しか無く、朝食・昼食・夕食の全てを引き受ける多忙なお店です。
全面がガラス張りのスタイリッシュな空間で、ところどころグリーンがあしらわれているのが目に優しい。ただし2階で目の前に幹線道路がバンバン流れており、街の看板は整形クリニックだらけなので(Plastic Surgeryと表現します)、ロマンチックさには欠けます。
ビュッフェスタイルの朝食ですが、温かいドリンクはスタッフが用意してくれます。せっかくなのでホテルオリジナルの謎ティーを。コーン茶と緑茶のあいのこみたいな不思議な味でした。
食事のラインナップは一般的な欧米系朝食料理が多く、一般的なハイアットの朝食といったところですが、、、
韓国風味の料理もかなり用意されています。キムチを始めとした漬物はもちろん、何かの煮込みやプルコギなどもあり、アンダーズにいながら異国情緒を堪能することができます。
サラダにつき、野菜の質がかなり高く、日本で食べる水っぽい葉物野菜に比べると野菜そのものの味が濃い気がしました。それが韓国の土地柄なのかアンダーズの実力なのかは私にはわからない。
オーダー形式のオムレツ等は無いのですが、4-5種類の卵料理が事前に用意されており、これはこれでアリな仕組みな気がしました。卵がキムチ風味のパンに挟まったエグチ的なものが思いのほかジューシーで美味。
客層も非常に良く、子連れには奥のボックスシートを案内したりとスタッフの客あしらいも上手い。出張でも家族旅行でも安心して滞在できるホテルであり、東京のアンダーズとは方向性がかなり異なりますが、これはこれでありよりのありに感じました。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。