地下鉄東山線改札口直結の「伏見地下街」。基本的には居酒屋が軒を連ねる飲食店街なのですが、その中に異色を放つエクステリアのハンバーガー専門店「ハンサム バーガー(HANDSOME BURGER)」があります。2015年の開業以来、食べログ百名店の常連店です。
いわゆるグルメ系のハンバーガーなのですが、店内は立ち食い席のみ。ガラスで仕切られているもののキッチンは目の前であり、調理工程が丸見えです。従業員の皆の仲が良さそうで思わず目尻が下がります。
メニューはハンバーガーのみであり、あとはチーズなどのトッピングにポテト・ドリンク程度と潔いラインナップ。ドリンクは紙コップを渡されセルフで入れるアメリカ方式。ところで現金払いのみというのは残念ですね。手づかみ前提の食事の前に現金のような汚物を触らされる抵抗感といったらありません。
注文後5分ほどで登場する「ハンサムコンボ」は950円。ハンバーガーをチーズバーガーに変えてもらい、またパティを1枚追加して合計1,300円でした。注文の仕方によって謎のお得ゾーンが発生するので(私はこういう計算がとても速い)、暗算力を鍛えて訪れましょう。
おお!これは旨い!大きなバンズはフッカフカのおふとんのようであり、小麦の風味が活きています。朝採れのレタスがたっぷりと挟まれており、まさにシャキシャキといった歯ざわり。白眉はパティで、完全な円盤に成型はされておらず火を入れたタルタルのような揺らぎがあり、ハンバーグとそぼろ肉の中間的な食感。チェダーチーズは挟み込んで終わりというわけではなく、鉄板の上で肉と共に炒めるように熱を入れており、結果トロトロのクパァで大変美味しい。
ポテトの量がとんでもなく多く、一般的なハンバーガーショップの3倍ぐらいの量があります。複数人でお邪魔する際は、セット注文はひとりに留め、そのポテトを2-3人で分け合って食べてちょうど良いぐらいでしょう。
ドリンクはコカコーラ系のラインナップ。全体的に味の濃いハンバーガーなのでビールが欲しくなってしまいました。
今回は色々トッピングを付けたので1,300円という支払金額になりましたが、単品ハンバーガーであれば600円であり、その価格帯のハンバーガーとしては世界トップクラスの美味しさでしょう。調理が早く待ち時間が殆どないのも嬉しい。グルメ系のハンバーガーなのにファストフードという斬新なコンセプト。是非とも東京に進出して欲しいところです。オススメ!
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ドリンクはコカコーラ系のラインナップ。全体的に味の濃いハンバーガーなのでビールが欲しくなってしまいました。
今回は色々トッピングを付けたので1,300円という支払金額になりましたが、単品ハンバーガーであれば600円であり、その価格帯のハンバーガーとしては世界トップクラスの美味しさでしょう。調理が早く待ち時間が殆どないのも嬉しい。グルメ系のハンバーガーなのにファストフードという斬新なコンセプト。是非とも東京に進出して欲しいところです。オススメ!
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