名古屋名物「味噌煮込うどん」の「山本屋本店」が手掛けるカレーうどん屋「鯱市(しゃちいち)」。食べログでは百名店に選出。伏見駅の1番出口を出てすぐです。
入店してすぐにカウンターで注文し会計を済ませ、番号札を呼ばれるハンバーガー屋形式。平日の13時頃にお邪魔し客の入りは3割ほど。意外にも女子のおひとり様が多いです。
「1番人気!」と掲げられていた「牛すじカレー煮込みうどん 生卵・九条ネギトッピング」を注文。1,560円です。一食サイズの土鍋でグツグツと煮込み、そのままゲストに提供されます。鍋を取り皿として使用するのが山本屋スタイルです。
調理方法や具材は「味噌煮込みうどん」と同じであり、スープが味噌からカレーへ置き換わっています。スパイスの風味が豊かですが辛味は控えめであり、その代わりにタマネギの甘味を強く感じます。ベースのスープにはカツオなど魚介類のニュアンスがあり、蕎麦屋のカレーのような出汁っぽさを感じます。
麺は極太ですが讃岐うどんのような瑞々しさはなくゴワゴワとした食感。正直そんなに美味しくないのですが、まあ、味噌煮込みうどんの麺とはこうあるべきでもある。牛すじは気前よくゴロゴロと入っており、ライスをぶち込めば美味しい牛すじカレーができあがることでしょう。ランチタイムサービスでライスかコールスローを選ぶことができ、私はコールスローを頂きました。いわゆるコールスローというよりは浅漬けに近いベクトルでした。
カレーうどんとして1,560円は高めですが安定した品質であり、「うどん錦」とは違った美味しさがありました。またランチサービスにゴハンを選択していれば1粒で2度美味しい食事でもあり悪くないディールです。アイドルタイムには「サービスセット」も用意されており、これは相当にお得なので、0次会として利用するのも良いかもしれません。
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