またディズニーのルールが変わって、今度はファストパスが有料になっていた話

2022年3月に東京ディズニーランドを訪れた際、ファストパスという概念が廃止されており、危うく新アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」を逃しそうになり肝を冷やしたのですが(「久しぶりにディズニーを訪れたらファストパスという概念が廃止されていた話」参照)、この度またディズニーのルールが変わって、今度はファストパスが有料になっていました。
有料ファストパスと言えば「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のお家芸であり、先日お邪魔した際は並ばなくて良いパスに46,000円も課金してしまいましたが、今回のディズニーの有料ファストパス(正式名称は「ディズニー・プレミアアクセス」)は1アトラクションあたり1人2千円なので、USJに比べると良心的と言えるでしょう。
さて2022年10月某日、東京ディズニーシーへとやって参りました。公式には9:00オープンとされていますが実際には8:15に開門することが多く、それに間に合わせるためにヒルトン成田に前泊するという念の入れようです。
入場してすぐ、地球儀の裏側にある「ゲストリレーション」へと向かいます。有料ファストパスは入場後に公式アプリからクレカ決済で購入するのが王道ですが、スマホやクレカをお持ちでない情弱向けに対面でも販売してくれます(東京ディズニーランドの場合は「メインストリート・ハウス」にて)。
私はヒルトン成田に宿泊した際に「全国旅行支援」のクーポンをゲットしておりコチラを早く使い切りたかったので、アプリからではなく対面で販売してもらおうと試みたのですが、そのようなややこしい使途はNGとのことでした。なお、当該クーポンはパーク内のレストランやフードワゴン、ショップなどでは基本的に使用できるとのことです。
ところで話は逸れますが、私はちゃっかり「ワクワク割」も適用して正価の20%オフで入場しています。公式ウェブサイトに全くアクセスできず発狂していた方が多いと漏れ聞きましたが、あんなもん少し頭使えば余裕でいけるやんプププ。
閑話休題。公式アプリから有料ファストパスを無事購入できました。詳細な操作方法の説明は公式ウェブサイトに譲りますが、普通に使い易いUI/UXなので心配ご無用。途中、カード会社の本人認証が入る場合があるので、来園前にパスワードを思い出しておきましょう。
お目当ての最新大型アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」。「トイ・ストーリー・マニア!」と共に人気を二分する行列アトラクションであり、この日わたしが確認した限りにおける最長の待ち時間は入園直後の200分でした。公式オープンは9時なのに9時の時点で待ち時間200分ってどうよ。
予約した時間になるとアプリ上の電子チケットが有効化されQRコードが表示されます。そのコードを入り口で読み取らせ、通路を少し歩くとすぐに乗り場がやって来ます。いきなり本番が始まりロマンもへったくれもないので、世界観をじっくりと楽しみたい方は2度目はスタンバイで並ぶと良いでしょう。
ちなみに当アトラクションは東京ディズニーシーにおいて新アトラクションと位置付けられていますが、私は2016年にアナハイムの「Disney California Adventure Park」において「Soarin' Over California」として既に体験済なのが密かな自慢です(画像はアナハイムのもの)。もちろん映像の内容は異なり、最後に東京の夜景がジャーンと映るシーンは感動モノです。
夕方に「トイ・ストーリー・マニア!」でも行くかと公式アプリを開くと、ソアリンの有料ファストパスは既に売り切れていました。このように、いくら有料ファストパスという仕組みがあるとは言え限度もあるので、お目当てのアトラクションがあれば買える時に買っておくと良いでしょう。
また有料ファストパスの購入だけでなく、各種ショーの抽選やレストランの予約にも公式アプリが大活躍であり、スマホの電池切れは死亡を意味するので、モバイルバッテリーを持参することをオススメします(パーク内にレンタルサービスもあります)。
入場制限アリ・事前に指定日チケット購入・ファストパス廃止・レストランは要予約・公式アプリ必須など東京ディズニーリゾートにおけるルールは日に日に複雑化が進んでおり、学校帰りにフラっと立ち寄り3千円ほどのアフター6パスパートを現金で支払って入園できた時代を知る身としては隔世の感がありますが、きちんと予習しお金さえかければ随分と快適に過ごせるようになったなとも感じています。
今後は有料ファストパスの対象アトラクションが増えて行き、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のようにカネがモノを言う世界へと進んでいくのは自然の流れなのかもしれません。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。