六本木は芋洗坂に海外初出店として耳目を集めた「エンパイア・ステーキハウス(Empire Steakhouse)」。私は2019年にニューヨーク本店を訪れたことはあるのですが、六本木店は今回が初めてです。
当店も「ピーター・ルーガー(Peter Luger Steak House)」から独立したクチ。ジャック、ジェフ、ラスの三兄弟がピーター・ルーガーで合算25年を過ごし、今や全米No1レストランガイド「ザガット・サーベイ」への掲載常連店となりました。
内装はニューヨーク本店よりも明るく清潔な印象。芋洗坂に面したガラス張りの店であり採光が良いため、そのように見えたのかもしれません。レセプションがあって、バーカウンターがあって、アメリカのステーキハウスそのものです。接客も洗練されてはいるものの親しみやすく、現地の接客スタイルに近いものがあります。
平日限定のクイックランチを注文。メインとサイドをひとつづつ指定して、食後のお茶が付いて2,500円。ディナーであれば客単価2-3万円は当たり前の世界ではかなり思い切った価格設定です。私はメインディッシュに「プライムチャックアイステーキ 450g(+500円)」、サイドディッシュにサラダを選択。数分待って、おわ、メインとサイドがワンプレートでやって来ました。いやもちろん言葉の通りなのですが、勝手にサラダが先に来て続いて肉が来ると期待していたため、軽いパニックに陥ってしまいます。
サラダの部分は、まあ、普通のサラダですね。ニューヨーク本店では別皿でチーズなどをトッピングしてくれただけに、やや物足りなく感じてしまいました。主題の「プライムチャックアイステーキ」。値段が値段なだけに、フィレ肉のような綺麗な味わいは望めませんが、それでも「いきなりステーキ」やファミレスのそれと比べると美味しく量もたっぷりです。
ステーキソースは変わっていて、トマトの風味が強く上等なケチャップのような味わい。筋の多いギコギコした肉なので、これぐらいのわかりやすいソースが良く合う気がします。
パンはアツアツで、アメリカ系のレストランとしては上質なほうでしょう。肉とソースと共に頬張り口腔内でステーキサンド化して楽しみます。
食後にコーヒーか紅茶も付きます。これだけこの空間・サービスでこれだけ飲み食いして3千円かそこらというのは大変お値打ち。割と空いているので、急に決まったランチ会食などに重宝しそうな気がします。
追加5千円でシャンパーニュが飲み放題となる謎企画もあるので、使い方によってはベリーベリーハッピーなステーキハウスでしょう。近所の某店のほうが名前は名前は通っているかもしれませんが、あちらでは凄く凄い嫌な思いを私はさせられたので、六本木でステーキを考える方は迷わずどうぞコチラへどうぞ。
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- Peter Luger Steak House Tokyo(ピーター・ルーガー)/恵比寿 ←日本人の丁寧気質が力を発揮。
- ビーフステーキ専門店 ひよこ/金沢 ←ステーキ業界のジャック・ウェルチ。
- CHACOあめみや /千駄ヶ谷 ←東京でも屈指の老舗ステーキハウス。
- トラットリア グランボッカ/飯田橋 ←サイドメニューはイマイチだけど、肉がとにかく旨くて安い
- トラットリア タンタボッカ/北参道 ←A5和牛のシキンボ200g。USリブロース500g。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト)/恵比寿 ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ルビージャックス/六本木一丁目 ←店員と恋に落ちるステーキ。
- BLT STEAK ROPPONGI/六本木 ←噛み締めるたびにミートの旨味がぽぽぽぽーん。
- ウルフギャング・ステーキハウス/六本木 ←ハンバーガーは都内随一!
- バルバッコア・グリル/表参道 ←食べ放題。客の9割が男性でマッチョとデブ。