首里の「ホテル日航那覇グランドキャッスル」がヒルトン運営の「ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城」へとリブランド。私の知る限り沖縄で最も名前が長いホテルのひとつです(写真は公式ウェブサイトより)。
立地は首里の丘の上。公共交通機関が発達していない高台にあるため、レンタカーやタクシーでないと訪れるのは難しいです。2022年夏時点ではシャトルバスなどの運行も特にありませんでした。
ネット上の情報を確認する限り、「ホテル日航那覇グランドキャッスル」時代から外観やロビーなどの共有設備に大きな変化は無いようです。何しろ日航那覇として40年以上の歴史を刻んできたので、建屋として本質的な部分にあちこち手を入れるのは難しいのかもしれません。
また家族連れに向いたホテルであり奇声を上げて走り回っても容認される雰囲気なので、カップルが泊まると肩身の狭い思いをするかもしれません。ビジネスでの滞在などもってのほかです。
お部屋は「ツインプレミアムルーム」にご案内頂きました。客室はリニューアルしているのか、和モダンというか琉球テイストというか、とてもキレイにまとまっています。広さは30平米ほどでしょう。窓からの眺望。もともと那覇には背の高い建物が少ない上、当館は高台に建っているため見晴らしは抜群です。
冷蔵庫は空っぽで、ミニバーにはインスタントのコーヒーとティーバッグがあるのみです。「ダブルツリー」ブランドはビジネスホテルとシティホテルの中間的なポジションとして私は捉えているので(価格も1泊1万円かそこら)、まあ、こんなもんと言えばこんなもんでしょう。
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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。
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ダブルツリー名物の「チョコレートチップ・クッキー」。全世界共通のレシピで作られるものであり、いわゆるステラおばさん的コッテリ感があります。わかりやすく美味しいのですが、クッキー1枚にミスド1個ぐらいの破壊力があるのでご利用は計画的に。
クローゼットは広くなく、長期滞在は難しそうです。
ウェットエリアにつき、リニューアルは経ているものの骨格に歴史を感じます。洗面台もトイレもバスタブも一体化した造りなので、大勢で1部屋に泊まるには厳しいかもしれません。
ウェットエリアにつき、リニューアルは経ているものの骨格に歴史を感じます。洗面台もトイレもバスタブも一体化した造りなので、大勢で1部屋に泊まるには厳しいかもしれません。
重厚長大なホテルではないため、クラブラウンジなどの用意されていません。それでも上級会員を大切にしようという心意気は感じられ、ロビーラウンジでオーダー式の飲み物が1日あたり1杯無料といったサービスがありました。オリオンビールを飲むのだ。
屋外プールは大きく、子供用プールのほか25メートルプールまで用意されています。那覇市内のホテルとしては最大級のサイズ感です。ただし本気で泳ぐ大人と浮き輪の子供の動線がごちゃまぜなので、いつか接触事故が起こりそうな気がします。1レーンでも良いからコースロープは張るべきでしょう。
朝食はオールデーダイニングの「グランドキャッスル カフェ&ダイニング」へ。上級会員は入店までに並ぶ必要は無く、また、窓際の良い席などが確保されています(ハイアットはそこまで身分制度がはっきりとしておらず、入店時は上級会員であっても行列に並ぶ必要があり、平会員と一緒にごちゃ混ぜに座席がアサインされ、上級会員にとっては堪ったものではない)。
食事のラインナップにつき、旭橋の「ダブルツリー by ヒルトン那覇」と価格帯はそう変わらないのに食事の内容は充実しています。観光客向けに沖縄風の料理もいくつか用意されていました。
ちなみにこの3品は上級会員向けに用意された、テーブルにサーブされる特別な3品。コーンスープにウムクジの天ぷら、軟骨ソースの煮込みと、なぜこれらを特別扱いにしたのかは謎ですが、上級会員を大切にしようという心意気は感じられました。
1泊1万円程度の価格帯としては素晴らしいホテルでした(写真は公式ウェブサイトより)。最近のビジネスホテルは結構高く、アパホテルですら1泊1万円超えは当たり前ということを考えると実に費用対効果の高いホテルです。
もちろん首里の丘の上にあり立地はこの上ないほど不便ですが、那覇空港からレンタカーを借りると割り切ればその課題はクリアできるでしょう。タクシー組はスコールが来ると途端に外出できなくなるのでご注意を(タクシーが滅多に通りかからないし、急な雨の場合はタクシー会社に電話も繋がらなくなる)。
那覇に滞在する際、家族連れであれば当館、カップルやゴルフであれば「ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄」、ビジネスであれば「ダブルツリー by ヒルトン那覇」といった使い分けが勝ちパターンかもしれません。いずれにせよ、たいへん費用対効果の高いホテルでした。
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