夏のすし初。前回から殆ど間があいていません。この夏は避暑と避節電で殆ど東京にいないのですが、東京に戻った際に必ず立ち寄る特別スポットと化しています。
もちろんお料理に合わせたペアリングでお願いしました。夏真っ盛りといったラインアップであり、ジューシーな飲み口でズイズイ飲めてしまいます。おかけで翌日の私は全く使い物になりませんでした。先付にスナップエンドウ。緑色の球体は何とブドウです。穏やかな甘味がスナップエンドウの青い香りに良く合う。スナップエンドウとブドウを合わせた飲食店は当店が世界初ではなかろうか。
ズッキーニはオリーブオイルで揚げ焼きします。紅茶の葉を軽く揚げオシャレな味わいに。はて、当店は本当に鮨屋なのでしょうか。
お造り第一弾。貝を中心に夏の味覚が盛りだくさん。海の幸って、味わいの方向性が本当に多彩ですよね。
お造り、続く。コチ・ヒラメ・タイだっけな。軽く炙って旨味が凝縮されており、お酒と良く合います。
カツオも炙って温泉卵と共に。卵って本当に優秀な食材ですよね。素材のままなはずなのに、得も言われぬ味覚のソースと化しています。
スペシャリテのブッラータ丼。ストラッチャテッラ(クリームっぽい部分)のコクとイクラの円みのある塩気が実に良く合う。シャリを丁寧に溶かし込み、当店流のリゾットの完成です。
メバルは2人で1匹を分け合います。ふんわりとした食感で身離れが良く、心地よく食べ進めることができます。どこか和風アクアパッツァの趣きも。
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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
イワシはバリっと焼き上げます。旨味たっぷりの美味しい部分がジュワジュワとしており、自身の脂で揚がっているかのようです。これはビールに戻っても良かったかもしれません。
〆のお食事(?)としてにぎりが6貫。この日はカマトロが抜群に旨かったですねえ。ジュブジュブとした脂が舌の上で溶けていき、言いようが無い美味しさでした。
創作的で酒を飲ませるツマミが続き、その味わいに応えるかの如くの日本酒ラインナップ。この日も散々に飲みました。翌日の二日酔いが約束されるのですが、こればっかりは止められない。もはや私の趣味やライフワークの域に達してきたかもしれません。
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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
- すし匠/ワイキキ ←このお店の真価が問われるのは数十年後のはず。
- 鮨m(すしえむ) ←東京という街が必要とする鮨屋。
- 照寿司(てるずし)/北九州 ←世界で最も有名な鮨職人。
- すし宮川/円山公園(札幌) ←人生でトップクラスに旨い鮨。
- 鮨さいとう/六本木一丁目 ←価格設定に色々と考えさせられる。
- 鮨 在(ざい)/広尾 ←これこれ、鮨とはこれですよ。
- 東麻布天本/赤羽橋 ←欅坂46のような鮨。
- 初音鮨(はつねすし)/蒲田 ←西の照寿司、東の初音鮨。
- 鮨 猪股(いのまた)/川口 ←にぎりのみの男前鮨を喰らえっ!
- 鮨舳/瓦町(高松) ←真っ当な江戸前。銀座の半額で何度でも通いたい。
- くるますし/松山 ←松山への旅行が決まればいの一番に予約したいお店。
- 天寿し/小倉 ←何度でも行きたいし、誰にでもオススメできるお店。
- 鮨 一幸(いっこう)/すすきの ←真摯に鮨に取り組む好青年。
- 鮨処木はら(すしどころきはら)/函館 ←鮨屋の答えは函館にあったのです。
- 鮨 十兵衛/福井市 ←福井への旅行が決まれば最初に予約したいお店。
- 鮨 大門/魚津(富山) ←東京の鮨はもうオワコン。
- 小松弥助/金沢(石川) ←「まごころでにぎる」を体現する鮨屋。
- 乙女寿司(おとめずし)/片町(金沢) ←私的北陸一番鮨。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。