東大路通沿い今熊野にオープンした「うどん えんどう」。上から読んでも下から読んでも「うどん えんどう」であり、上枝恵美加みたいです。
2020年夏にデビューしたばかりのお店ですが、ジワジワと人気を集めつつあります。というのも、当店の大将は魚の卸売りに携わっており、卸売業は長男に譲り自らは海産物とうどんが自慢の居酒屋を始めたのです。なんかこう、聞いただけで美味しそうな気がします。
ランチセットは880円。そう、うどんにお造り3種にごはんがついて880円という驚愕の価格設定です。うどんは牛すじ・玉子とじ・きつね・冷やしの4種からの選択で、私は牛すじをチョイスしました。
牛すじうどん。ランチセットのオマケうどんという位置付けでは決してなく、主役級の牛すじがゴロゴロと入っています。お出汁は少し甘めでハッキリとした味覚。牛すじも綺麗な味わいで、何と祇園の名店「にくの匠 三芳(みよし)」から取っているそうです。
お造りも上質で、タイ(なのか?)のコリコリっとした弾力が印象的。マグロもタコもしっかりとした味わいで、ランチの定食でこのクオリティは尊い。
お造りでライスが進む上にうどんのお出汁も強いので、すっかり食が進んでしまいます。ちなみにごはんお代わりOKという悪魔的なシステムです。
美味しかった。満腹じゃ。880円という価格設定としては考えられないレベルの高さでした。他のお客さんはお魚の煮付け定食なども召し上がっており、やはり海鮮系が推しなのか。だとすれば夜に飲みに来なければならない。ディナーコースは3,500円だ。
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