御所南「Bini」での食事があまりに酷く量も少なかったので、急遽閉店間際の「真打 英多朗(えいたろう)」に滑り込んで口直し。錦市場近くの人気の讃岐うどん店でなのですが、なぜかラーメンも出すようになり今となってはラーメン注文率のほうが高いそうです。
テーブル主体で食堂兼居酒屋のような雰囲気の店内。先に記したラーメンはもちろんウドンも根強い人気で、丼モノや酒のツマミまで用意されており、17時~19時はハッピーアワー開催中。何とも懐の深いお店です。
「今月の対決メニュー」なる企画モノを注文しました。ベースの味覚は月見山かけで、うどんVSラーメンで好きな方を選ぶという試みです。
私は月見山かけのうどんをチョイス。月見山かけ部分だけでなくお茄子や唐揚げまでトッピングされており、何でもアリの異種格闘技戦です。それでも麺は抜群に旨く、香川の下手なうどん屋よりも余程レベルが高いです。瑞々しい舌触りに歯を跳ね返すような弾力。「山元麺蔵 (やまもとめんぞう)」の入店までの面倒なプロセスを考えれば、もうこっちで全然いいじゃんと思えてしまうほどのクオリティでした。
ゴハンものも付くとのことで、丹後産コシヒカリ白ごはん・かやくごはん・ミニかき揚げ丼のいずれかからの選択。これだけ食べて970円というのは大変にお値打ちです。
連れは「ぶっかけうどん」にネギ増しで。うどんが見えないほどネギが覆いかぶさっています。今夜の彼女はネギ臭いはずなので距離を置こうと思います。
いやあ、美味しかった。となると他のうどんメニューはもちろん、ラーメンについても俄然興味が湧いてきます(写真は公式ウェブサイトより)。お店の一番人気は「ゆずラーメン」で、鶏ガラと豚の背油をベースにしたスープだそう。近所に住んでいたら全種類制覇を試みること間違いなしの美味しさでした。関連記事
京都はとにかく和食がリーズナブルですね。町全体の平均点が高いのはもちろん、費用対効果も良いことが多い。その文化に影響を受けてか、欧米系のレストランにも目が離せない魅力がある。
- 木山(きやま)/ 丸太町 ←マイ・ベスト・京都メシ。おひとりさまも大歓迎。
- にくの匠 三芳(みよし)/祇園 ←これは確かに匠だわ。確かに肉の匠だわ。
- 祇園にしかわ/祇園 ←今の東京は何かが狂っていると言わざるを得ない。
- 祇園 大渡(おおわたり)/祇園 ←大将のキャラが最高に面白い。
- CAINOYA (カイノヤ)/四条河原町 ←鹿児島で国内外のフーディーを集める店が京都に移転。
- LURRA°(ルーラ)/東山 ←雰囲気独特。好みが分かれるお店です。
- 草喰 なかひがし/出町柳 ←店名の通り草を食べる変わった和食。
- 未在(みざい)/東山 ←盛り付けは天下一品。
- 下鴨茶寮 本店/出町柳 ←環境と店構えが最高にクール。
- 室町 和久傳(むろまちわくでん)/烏丸御池 ←やっぱり和久傳が好き。
- 田がわ/御幸町 ←幸村卒業。近い将来、星獲得間違いなしのリーズナブルな和食。
- 又吉/祇園 ←雰囲気のある街並みに溶け込む費用対効果抜群のお店。
- 末友/祇園 ←ミシュラン2ツ星。非の打ち所が無いお店。
- 祇園にし/祇園 ←こちらも非の打ち所のないお店。
- 十牛庵/高台寺 ←ひらまつが手がける和食店。ワインがめちゃめちゃ安い!
- レストランひらまつ 高台寺 ←立地や雰囲気が抜群。
- とくを/木屋町 ←料理にも店の雰囲気にも、シェフの人柄の良さが滲み出ている。