ラーメン志のわ(しのわ)/真嘉比(那覇)

真嘉比は市立病院の裏手にある「ラーメン志のわ(しのわ)」。2020年12月オープンと新しいお店であり不便な立地ではあるのですが連日の大盛況です。
ゆいレール「市立病院前駅」から歩いて10分程の距離ではありますが車で訪れるゲストが殆ど。入店時に「何番のスペースに停めたか」を尋ねられ、これまでに色々とトラブルがあったのかもしれません。
店内はカウンター席が10席ほどにテーブルが数卓。家族連れに優しいお店であり、未就学児向けに無料のお子様ラーメンが用意されています。

ラーメンのベースは醤油・塩・背脂醤油・背脂塩の4パターンであり、そこにトッピングやサイドメニューを加えてカスタマイズを進めます。期間限定のメニューが用意されていることもあるようです。
私はオーソドックスな「醤油ラーメン 味玉のせ」を注文。950円です。平日ランチタイムは麺の大盛か小ライスがサービスされます。
キレイに盛り付けられたラーメン。スープは鶏のエキスが土台となり、鮮やかな醤油の風味が光ります。塩味以上に旨味が濃く、ベースのお出汁がしっかりとしている印象です。
麺が美味しいですね。割に細目なのですが、ツルっとした舌ざわりにしっかりとした歯ごたえを感じます。ラーメンというよりはイタリアンのパスタのようなニュアンスを感じます。特長的なヌードルなので、平日ランチタイムのサービスは麺大盛りを選択したほうがココダケ感があるかもしれません。
「雑炊にすると美味しい」とのアドバイスに従い、小ライスをラーメン丼へと移行します。ゴハンがエレガントなスープを吸って美味。円やかな味わいのチャーシューや繊細な風味の穂先メンマなど、具材の細部にまでこだわりが感じられます。
奇をてらわない、王道に美味しい醤油ラーメンでした。デフォルトで850円と那覇で食べる麺類としては強気の価格設定ですが、その価値は充分にある1杯です。営業日時につき、グーグルマップや食べログの情報が追い付いていなかったので(沖縄あるあるだ)、公式のインスタやツイッターを確認してから訪れると良いでしょう。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
1年で10回は沖縄を訪れます。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。