一口餃子 雲龍亭(うんりゅうてい)/思案橋(長崎)

思案橋通りの交差点から思案橋横丁(グルメ通り)に入ってすぐの「雲龍亭(うんりゅうてい)」。長崎名物「一口餃子」の代名詞とも言えるお店であり、食べログでは百名店に選出されています。場面で行列していますが、そう長居するコンテンツでもないので、30分も待つことは無いでしょう。
店内はカウンター数席にテーブルが3卓ほど。空いた席に機械的に詰めていくというシステムであり、3人客がカウンターに並ぶこともあれば1人客が4人テーブルに着いたりすることもあったりと、効率とは無縁のオペレーションです。ある意味では老舗の達観したマインドセットの最終系とも言える。
ビールは500円。分厚いビンに分厚いコップと昭和を感じさせるスタイルです。
餃子が焼けるまではツマミで繋ぎでます。まずは「キモテキ」。薄切りレバーのステーキ(?)であり、美味しくも不味くもありませんが、400円という価格設定を考えればまあこんなもんでしょう。
「ブタニラ」は豚肉とニラの卵とじ。かなり攻めた半熟具合であり結構美味しい。関西でいうところの豚ぺい焼きに似た方向性です。
ちなみに店主より「キモテキ」と「ブタニラ」はソースで食べるよう提案されるのですが、デフォルトの調味もしっかりしており、また卓上の調味料の衛生状態にも不安を覚えたのでそのままプレーンバニラで頂きました。
真打登場、「一口餃子」。1人前10個400円という攻めた価格体系です。薄目の皮に玉ねぎ・ニラ・ニンニク。美味しくも不味くもありませんが、400円という価格設定を考えればまあこんなもんでしょう。並んでまで食べるものじゃないです。
以上を食べ、ビールを1本飲んで2,300円。美味しくも不味くもありませんが、まあこんなもんでしょう。ところでネット上の口コミで当店の接客姿勢に苦言を呈するものが多いですが、ギョーザ400円・客単価千円の店に何を期待しているのでしょうか。カジュアルなお店なんだから客側もどーんどいこうや。

食べログ グルメブログランキング


人気の記事
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。