目黒で餃子と言えば「鎮海楼(ちんかいろう)」。創業は1974年の老舗であり、アド街などのテレビ番組などにも出演多数。長年ローカルに愛されている街の中華料理店です。目黒駅から徒歩数分と便利。
店内はテーブルがキツキツに詰まっており、コロナ的に気にする人は気にするかもしれません。平日の早い時間に訪れるとガラガラですが、19時近くになるとほぼ満員。念のため予約してから訪れるほうが良いでしょう。
私はたまたま目黒に用事があったので、フラっとひとりで立ち寄りサク飲みです。瓶ビールは700円ぐらいだったかあ。このあたりの一般的な居酒屋の相場です。即本番でスペシャリテの「焼き餃子」。当店の餃子は焼き・水・蒸し・揚げの4種類が用意されているのですが、そのいずれにも海老が含まれているというエビ推しなチャイナです。4個入りで620円と結構な価格設定なのですが、一般的な餃子よりも一回りは大きいので妥当と言えば妥当かもしれません。
餃子ひとつひとつにガッチリ海老が詰まっていて美味。また海老だけでなく、一般的な餃子と同じく肉と野菜でできた餡も同居しているので、食べ応え抜群です。肉汁がジューシーでコクたっぷりなので、卓上の調味料は無視してそのまま食べちゃいましょう。
エビチャーハンは千円を超え、やはり結構な価格設定なのですが、1合はあろうかというボリューム感。五目チャーハンにエビをトッピングした陣容で素直に美味しいのですが、やはり私のようなソロ活動には無理がある設定でした。ツマミを含めると料理のラインナップは百種類を超える勢いなので、やはり当店はグループで訪れて、食べたいものを片っ端から注文しながらワイワイやるお店なのでしょう(タッチパネル式の注文で割り勘もカンタン)。飲んで食べてひとりあたり3千円程度なので、課長やチームリーダーのオゴリでどうぞ。
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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
- サエキ飯店 ←食堂系中華の最高峰。
- レストランユニック(restaurant unique) ←ジビエが自慢。
- クロデグルメ(Clos Des Gourmets) ←1万円でお釣りが来るミラクルなフランス料理店
- 立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante) ←普段使いの最高峰。
- リナシメント(RINASCIMENTO) ←前菜の盛合せ。ぐわー!なんだこりゃ!
- 和創作 太(わそうさく た) ←これをお買い得と言わずして何と呼べば良いのでしょうか。
- 鳥しき ←焼鳥界のレジェンド。
- LAND(ランド) ←目黒のカレーはコチラでキマリ。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania) ←でもスープカレーならこっち。
- 支那ソバ かづ屋 ←下手な中華料理屋に行くよりも余程上質。ワンタンメンはマスト。
- 鶏そば きび ←まるで上質な水炊き屋のような味わい。
- とんき ←80年の歴史は伊達じゃない。
- タイ料理 みもっと ←ここはガチでやばたにえん。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。