大久保駅から歩いてすぐの場所にあるベトナム料理店「ベトナムちゃん」。昔から人気があるなあとは感じていたのですが、いま食べログで確認したところ、「ベトナム料理」というジャンルでは全国1位にランキングされていました。吉祥寺や沖縄の北谷にも支店があるようです。
コロナ禍以前は予約が取りづらいこともありましたが、現在はウォークインでも余裕でした。満席の代わりにデリバリー系の配達人がひっきりなしに訪れており捨てる神あれば拾う神あり。やはり酒の力を借りずに料理そのもので勝負している店は強いなと感心。
生ビールは600円ほどと大久保価格。せっかくなのでベトナムのビールを注文。日本のピルスナーとの味の違いは正直よくわかりませんでしたが、気分を上げるためにもベトナムの料理にはベトナムのビールである。まずは定番の生春巻き。たっぷりの野菜がギッチギチに詰まっており、これ1本でコンビニのサラダ1パック以上の食べ応えがあります。つけダレのオリエンタルな味わいも魅力的で、序盤からニコニコが止まりません。
パパイヤのサラダ。酸味とスパイスのきいた独特の調味であり、パパイヤの控えめな味覚を存分に補ってくれます。エビの旨味や肉の食べ応えを含め、サラダというよりもオカズに近いひと品です。
ベトナム風のタコ焼き。初めて食べる料理ですが、バインセオのプチタルト版といったところでしょう。山盛りの野菜を左手に持ち、タコ焼き(?)をのせてクルクルと野菜を巻きつけ、甘酸っぱいタレと共に頂きます。いわゆるバインセオ的な味覚であり、タコ焼きと聞くとタルるートくんは困惑するかもしれませんが、料理としては中々の美味しさです。
〆は牛肉のフォー。一般的にエスニック料理店の麺料理は小ぶりなサイズであることが多いですが当店は丼サイズ。牛肉やモヤシの量も見事であり、ややもすると二郎よりも質量は大きいかもしれません。2人でヒイヒイ言いながらシェアして完食。
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〆は牛肉のフォー。一般的にエスニック料理店の麺料理は小ぶりなサイズであることが多いですが当店は丼サイズ。牛肉やモヤシの量も見事であり、ややもすると二郎よりも質量は大きいかもしれません。2人でヒイヒイ言いながらシェアして完食。
オマケで付いてくる「食べるラー油」改め「食べるレモングラス」の味わいが面白く、味変に尽力してくれました。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり3千円チョイ。ウヒョー、これは見事な費用対効果ですね。美味しくたっぷり食べれてこの価格。外苑前「Ăn Đi(アン ディ / An Di)」のようなモダンな高級店も良いですが、当店は価格設定が現実的で頼りがいがある。「レモングラス海鮮鍋」なる名物料理もあるようなので、次回はグループで訪れワイワイ楽しみたいと思います。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。