高良食堂(たからしょくどう)/若狭(那覇)

那覇は若狭エリア、波の上ビーチから歩いて数分の場所にある「高良食堂(たからしょくどう)」。那覇屈指の老舗にして人気の食堂です。
入店してメニューの多さに面食らう。大げさでなく50種ほどのラインナップであり、その割に食券機のボタンは7-8個ほどしか無いため、初見ではどうやったって戸惑います。空いている時間帯にお邪魔したため従業員が丁寧に解説してくれましたが、ズバリの食べたいメニューが料理に無い場合は「X00円券+X50円券」のように適当に組み合わせてオーダーすれば良いとのことでした。つまり食券というよりは金券を買うマシンと捉えたほうが良さそうです。
気の弱い私は最も無難な「Aランチ」を注文しました(それでも600円券と200円券の2枚発券だ)。見ただけで胸焼けしそうな揚げ物の数々に炭水化物の量です。
伸びる前にまずは麺から。王道中の王道といったそばであり、クリアなスープにクリアな麺。肉などのトッピングはメインのプレートに譲り、いわゆる定食屋のオマケそばといった味わいです。
メインのプレートはスペアリブの煮付けにエビフライ、トンカツ、目玉焼きにサラダにライス。スペアリブの煮付けはスパイシーな煮付けで興味深い味わい。エビフライやトンカツは揚げ油が傷んでおり、内蔵にダメージを感じる味覚です。
お会計は800円。費用対カロリーという意味では悪くありませんが、味わいならびに健康面という意味ではどうなんだろう。テーブルには前客の紅ショウガやキャベツが落ちたままであり衛生的とは言い難く、注文時のUI/UXの悪さについては既に述べた。うちなー食堂という名の伝統芸能を楽しむ主旨で訪れるとべきお店なのかもしれません。

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