楚辺（そべ）／楚辺（那覇）

那覇でも屈指の人気を誇る沖縄そば屋「楚辺」。地名が「楚辺」であり店名も「楚辺」というのも潔くて良いですね。六本木の飲み屋が六本木いうようなもんです。久茂地などの中心地から直線距離としては遠くないのですが公共交通機関でのアクセスは難しく、レンタカーやタクシーで訪れるのが賢明です。駐車場は山ほどあります。
古民家を改築したお店であり、赤瓦の屋根や天井の高さが心地よい。しかしながら何故か照明はシャンデリアでありBGMもアメリカン・オールディーズという独特のセンスです。座席数は数えきれないほど多いのですが、それでもランチタイムには待ち順列が生じるという人気店です。
「本ソーキそば」を注文したのですが残念ながら売り切れ。代わりに「軟骨ソーキそば」を注文し、＋200円で定食にしてもらいました。定食だと、じゅーしぃまたは白飯に日替わりの小鉢ともずく酢が付いてきます。
お肉の部は別皿で用意されるため、まずはプレーンなそばを。スープは豚骨とカツオかなぁ。綺麗な味わいなのですが骨格もあり、記憶に残るスープです。麺は細めのストレートであり、サクサクとした歯ごたえ。一般的な沖縄そばよりも少し量が少な目かもしれません。
こちらは「軟骨ソーキ」。鶏の軟骨的なコリコリ感を想像していたのですが、トロトロに煮込まれており、これが骨かと驚く食感です。そのため可食部は多く食べ応え抜群。幸か不幸かじゅーしぃの量が大サイズだったので、勝手にじゅーしぃ軟骨ソーキ丼をクリエイトしてしまいました。
じゅーしぃ。控えめな調味であり、前述の肉と併せて食べると良いでしょう。また麺は少なめと述べましたが米は中々の量なので、定食を召し上がる方は麺を本当に大盛りにしてよいのか？麺と聞けば自動的に大盛りにしていないか？と自問自答すると良いでしょう。
連れは「楚辺のまかないそば」を注文。こちらはそばに三枚肉と軟骨ソーキがトッピングされており、この麺がまかないとは実にホワイトなバイト先である。
以上を食べ、そばだけなら750円、定食にしても千円でお釣りが来るという良心的な価格設定。またこの日はコロナか何かで臨時メニューとなっていましたが、通常営業時には海鮮系の丼や定食もあるそうで、夜に飲み会するのも面白いかもしれません。建屋の雰囲気含め沖縄を強く感じるお店でした。

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