蜃気楼(ホテルシギラミラージュ)/宮古島

宮古島屈指のラグジュアリーホテル「シギラミラージュ」のダイニング「蜃気楼」。朝食は当店か洋食ビュッフェの「シーフードレストラン シギラタートルベイ」のどちらを利用しても良いとのことだったので、この日は「蜃気楼」にお邪魔することとしました。
当店は鉄板焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキグリル、天ぷらの専用エリアに分かれた大箱レストランなのですが、朝食は共用部(?)の開けたダイニングへとご案内頂けます。壁一面から望むゴルフ場のグリーンが目に優しい。
朝食には謎にルイロデレールのフリーフローが付いてきます。我々は朝食付きプランでの滞在だったので自動的に全盛期でしたが、ビジターであっても朝食は4,400円であり、酒の値段を考えれば大赤字なシステムではなかろうか。
料理はどれもパッとしませんね。地元の食材を採り入れようとする心意気は買いますが、そのいずれもが作り置きで魂が込められておらず、おもてなしというよりも作業に近いニュアンスを感じました。
ライスは「黒紫米(こくしまい)」という、地元の雑穀米(?)のようなものでしたが、那覇の「金壺食堂(きんつぼしょくどう)」の1つ280円のチマキのほうが余程レベルが高いです。
お椀は「かちゅー汁」というもので、宮古味噌と鰹節、生卵が入ったスープ。美味しいですが家庭料理でもあり、1泊5万円を超えるホテルの朝食という意味では貧弱に感じました。

食事の内容やサービスのレベルはビジネスホテルの朝食に毛が生えた程度ですが、なおのことルイロデのフリーフローの存在感には圧倒されますね。見方を変えて、シャンパーニュフリーフローのイベントでそれなりのツマミが付くと考えれば悪くないディールです。酒を飲みに行くつもりでどうぞ。下戸やドライバーはお気の毒。

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