おもろまちにある南インド系のカレー屋「ONE TWO CURRY OKINAWA めし処 飯倉」。店名は長く、エクステリアもとりとめのないテイストであり、果たして、君、一体、何屋なんだ?
店内はラーメン屋ふうに厨房を取り囲むカウンター席に(何故か大理石)、畳敷きの小上がりが3卓あります。メニューにはカレーのメニューと居酒屋メニューがあり、何でも「めし処 飯倉」に間借りしていた「ONE TWO CURRY OKINAWA」が、コロナの影響か何かで通し営業となり、両方のメニューが併存するという独特の業態に落ち着いたそうです。
この日はカレーの気分だったので、カレーのメニューを読み込む。なんでも南インドのカレーをベースにしたオリジナルカレーだそうで、低糖質・高タンパク・塩分控えめ・グルテンフリーとSDGsな仕様です。
こちらは1番人気の3種盛り、1,400円です。「ポークヴィンダルー」は豚の脂の甘味とトマトの酸味が印象的、「蓮根と豆のキーマカレー」は根菜のホクホクシャクシャク感が美味、「チキンマサラ」はホロリと柔らかい鶏肉にやはりトマトの酸味が良く合います。
何よりライスが美味しいですね。パラパラとした独特の食感のバスマティライスがカレーの汁気を吸い、カレー雑炊さながらの食べ易さです。たっぷりのパクチーや酸味の強いピクルスなど、色んな味が盛り込まれており食べ飽きることがありません。
メニュー外に2種のカレーの用意もあるとのことだったので2種盛りでオーダー。1,200円です。手前はビーツを用いたものであり、フォションのような鮮やかな色合いが印象的。奥は「牡蠣のホワイトカレー」はコッテリとクリーミーで、フランス料理的な方向性を感じました。
怪しげな外観にスパイス主体のカレーとのことで、シュガーローフの戦いのように苛烈な辛味を覚悟していましたが、どちらかというと円みのある味わいで優しい酸味を楽しむお店でした。いわゆる居酒屋メニューでしこたま酒を飲んだ後に〆にスパイスカレーといった使い方も面白いかもしれません。物分かりの良い友人と共にどうぞ。
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