ハイアットリージェンシー 東京ベイ/新浦安

新浦安の「ハイアット プレイス 東京ベイ」がリニューアル(写真は公式ウェブサイトより)。ブランドが格上げとなって「ハイアットリージェンシー 東京ベイ」として再デビューです。新たな陣容は客室数が350で、うちクラブルームが40、スイートが10。新浦安エリアとしては初にして唯一のクラブラウンジも新設されました。
舞浜のオフィシャル?公認ホテルは客層がガチャガチャしていますが、少し離れた浦安エリアであるためか、実利とコスパを優先する実務的なファミリーが多く感じます。従業員はあんまりハイアットっぽくなくて、どちらかというとディズニーのキャスト的な黒髪のおぼこい女子が多い気がしました。ハイアットと知らされずに宿泊すればハイアットだと気づかないかもしれません
グローバリスト(上級会員)はレセプションではなくクラブラウンジでチェックイン。他のハイアットと違ってクラブラウンジがガラガラなのが印象的。基本的にグローバリストとは出張族なので、ディズニー周りのチャラついたエリアには立ち入らないのかもしれません。
流れるように最上階のクラブフロアにご案内頂けました。今回のお部屋は「クラブ デラックス キング」。ようかん型マンションよろしくキレイな長方形な部屋であり、究極的には最も使い勝手の良い誂えです。広さは37平米。ベッドはシーリーで寝心地抜群。
ネスプレッソやお茶類、水、冷蔵庫内のソフトドリンクは全て無料。テレビはクロームキャスト完備であり、スマホから飛ばしてアマプラやネットフリックスも楽しむことができます。

ちなみにネットの速度は中々のもの。私はちょっとしたウェビナーに参加する必要があったのですが、一度も回線のひっかかりを感じることはありませんでした。
クローゼットは扉が無いタイプ。「扉が無い」というのは意外とポイントで、部屋が広く見えるだけでなく、上下左右の部屋の心無いゲストがバタンバタン勢い良く扉を閉じることもなくなるので静かに過ごすことができるのです。
ウェットエリアも独立した部屋というよりは寝室からシームレスに繋がっており、必要に応じて引き戸で個室化するという忍者屋敷のような仕組みです。クローゼットと同じく部屋が広く見えます。
アメニティは南フランスの「ARGAN(アルガン)」。その名の通りアルガン樹木からゲットしたオイルがベースであり、保湿性が抜群のアメニティです。
お風呂はバスタブと洗い場が分かれており、都心のタワマンのような仕様です。
お手洗いも独立型。ひと昔前のバスルーム一体型ガラスでスケスケシステムとは異なり、そのまま生活できそうなスタイルがいいですな。
フィットネスルームは客室数に応じた充実度でしょう。一方で、土地柄含めた客層を考えればかなりの充実度合かもしれません。
17-19時はクラブラウンジにてカクテルタイム。チェックイン時と同じくやはり空いています。
ゲストが少ないので仕方がありませんが、フードの充実度合いは激ショボです。私のハイアット人生において最も貧しいラインナップであり、マジでこの写真の通りの食事しか用意されていませんでした。夕食の代用にはならないのでご注意を。
朝食はロビー階のオールデイダイニング「ザ ガーデン ブラッスリー&バー」へ。本来、グローバリスト(上級会員)およびクラブフロア宿泊者はクラブラウンジで朝食を摂るものですが、コロナを理由にそのサービスは停止されています。

コロナを理由にクラブラウンジを使えなくするのはギリ理解できますが、であれば希望者にはルームサービスでの提供とか、フルサービスでの提供とか、やりようは色々あるでしょう。年間100日ハイアットに滞在するゲストと楽天やら一休やらのセールで訪れる一見さんが同じ扱いというのはCRM的にどうかと思います。

という悩みをマリオット系の上級会員に相談したところ、「ウチも同じだよ。何とかならんもんかね」とのことでした。詳細は別記事にて
一方で、当館は上手く予約すれば家族で1泊1.5-2万円ほどで滞在することができ、それでいて恰好のついた朝食まで楽しめるという意味でハイアットの中ではかなりお値打ち。ビジネス客にはかなり厳しい環境であり、家族連れに大変オススメなホテルでした。
天気が良ければルーフトップバーやガーデンテラスも解放されるようなので、初夏や秋口などの気候が良い時期に訪れると良いでしょう。ディズニーリゾートへの直通バスも走っているので前泊にどうぞ。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。