牧志のアーケード街の路地の路地にある盛岡冷麺屋「ちるり (Chillri)」。これぞロジスティクスという細い路地にあり、住所などは役に立ちません。グーグルマップ片手に訪れましょう。
店内はカンター席にテーブル席がいくつか。2階もあるようです。カウンターにズラリとならぶ酒につき、ランチタイムは盛岡冷麺推しですが、ディナータイムは串焼き中心の居酒屋とのこと。店名はチルアウト的な何かに関係があるのかもしれません。
看板メニューの「盛岡冷麺」。岩手県盛岡市の名物料理であり、わんこそば・じゃじゃ麺と並んで「盛岡三大麺」と称されています。ルーツは朝鮮半島の郷土料理だそうですが、韓国で食べる冷麺と盛岡冷麺って全然味が違うので、実際の所どのように進化したんだろう。
細麺か太麺かを選ぶことができ、後者を選択。これまで見たことが無いような太麺の冷麺であり、グニグニムチムチと輪ゴムを噛むような迫力の歯ざわりです。しかしながら口当たりはつるりとしており喉越しも良く、ここまで人生で最も旨い冷麺ベスト5に入ります。スープも綺麗な味わいながらコクはあり、病みつきになる美味しさです。
大根のキムチ(?)も付いてきます。冷麺そのものは優しい味わいなのですが、途中でキムチを投入することにより味が締まります。付け合わせながら結構量が多いのも嬉しい。松山の「やきにく華(はな)」だったら千円近く請求されるかもしれません。
こちらは「ビビン麺」。コチュジャンベースの辛くて冷たいまぜ麺です。具材は盛岡冷麺に結構似ている。こちらも麺のコシを楽しむ逸品であり美味。ただし調味が単調に感じられる部分もあり、先の盛岡冷麺のスープのほうが奥行きが感じられました。
いずれにせよ、このクオリティの麺料理を食べて千円でお釣りが来るのは嬉しい限り。冷麺って焼肉屋の〆にほぼ満腹ながら無理矢理詰め込むパティーンが多いですが、なるほど空腹時に向き合うのも良いですね。夜の料理はアジアンテイストでこちらも気になる。次回は夜にお邪魔したいと思います。
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