アメリカンダイナーを着崩したような雰囲気の店内。米軍統治時代にAサイン(米軍が発行した「米国人・軍属が入っても良い飲食店」という意味を持つ営業許可証)を掲げ「CLUB 88(クラブ・エイリーエイ)」として営業していましたが、1978年に「ステーキハウス88」にリニューアルオープンし現在に至ります。
ステーキは20種類以上を取りそろえており、そのいずれもにスープ・サラダ・パンまたはライスが付随します。こちらはスープで何のスープだろう。キャンベルのカンカンをお湯でのばしたような独特の味わいです。
サラダはまあ、オマケ味ですね。コンビニサラダに近いものを感じました。イチオシの「テンダーロインステーキ」を200グラムで注文。2,750円です。いわゆるヒレ肉の部分であり、筋が少なく柔らかい赤身を楽しむことができます。
オススメの焼き加減であるミディアムレアでお願いしたのですが、思いのほかレアレアであり、何だか私たぎってきました。脂肪分が少なく肉そのものの鉄っぽい味覚に舌鼓を打つ。
ライスはまあ、普通のライスです。当店は肉は美味しいですが、スープ・サラダ・ライスはそのへんの定食屋レベルですな。連れは「リブニューヨークステーキ」を注文。厚切りのブラックアンガスです。ひと口頂きましたが、テンダーロインに比べると筋ばったところがあり、私は私の選択で満足しました。
いずれにせよ、2~3千円でこのクオリティのステーキを食べることができるは嬉しい。やはりステーキ文化圏である沖縄において、数十年にわたってトップランナーであることの理由が良くわかりました。
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