ザ・ラウンジ(The Lounge)/パーク ハイアット ニセコ HANAZONO

「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」のロビー階にある「ザ・ラウンジ(The Lounge)」。明確にココからココまでがラウンジであっちからバーね、のような区切りは無く、どーんと広い空間が繋がっています。
卵料理はオーダー制で、その他の食事はビュッフェでどうぞというスタイル。このビュッフェのラインナップがリゾートホテルのものとしては中々で、「アンダーズ 東京 (Andaz Tokyo)」の朝食の品揃えの良さを思い出しました。
刺身やイクラまであります。その他、地元のチーズ工房のチーズや乳製品を多用していたりと旅行者にとっては堪らない演出。他方、従業員の接客レベルは低く、気が利かないこと山の如し。「ゴ案内シマス」とか言うくせに一歩も動こうとしないのは草で、きっと日本語を間違って覚えているのでしょう。このあたり「東山ニセコビレッジ リッツ・カールトン・リザーブ」のように割り切って、日本語を話せない者は全部英語で通した方が良いような気がします。
卵料理はホワイトオムレツにしました。数日前のブセナのホワイトオムレツがヘタクソすぎた(不味いわけではない)のでリベンジ。そうそうコレコレ、このメレンゲふわふわ感ですよホワイトオムレツとは。
チーズは「チーズ工房タカラ」と「ニセコチーズ工房」のダブルセンター。いずれも酪農王国の実力を感じるクオリティの高さであり、こんだけレベルが高いんだから、もうそろそろ乳製品の関税下げようじゃないかと考えたくなる。
茶碗にライスを盛ってもらい、セルフでサーモンを敷き詰めイクラをトッピングし、勝手に親子丼をクリエイトしました。ああ、旨い。おれニセコに何しに来たんだっけスノボやろ。
スイーツ類は見た目は可愛らしいのですが、味は大味というか何というか、繊細さに欠ける味覚です。ちなみに当館にはピエールエルメがテナントとして入居しているので、ガチスイーツを求める方はそちらを試してみると良いでしょう。
お茶類は個別にかなり丁寧に淹れてくれます。部屋にネスプレッソはあるものの、やはりコーヒーは挽きたて淹れたてがいちばん。
たいへん居心地の良い朝食で、スノボの時間を削ってすっかりくつろいでしまいました。リゾートホテルの朝食としてはかなりのレベルの高さであり、何より目の前にドーンと広がるゲレンデの解放感が良いですな。滑ってもいないのに上手くなった気がする。夏は緑が広がるのでしょうか。夏にも遊びに来てみたいな、と思わせてくれる朝食でした。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。