松山を代表するバー「サントリーバー 露口(つゆぐち)」。ハイボール発祥の地としてその名は全国にも知れ渡り、松山の洋酒文化を育んだレジェンドとして松山の観光名所のひとつとも言われます。言葉を選ばずに述べると廃墟のようなエクステリアであり、伝説を感じさせる佇まいです。
店主のムッシュ露口貴雄は洋酒文化に憧れ、大阪のバーで腕を磨いたのち1958年に当店を開業。以来60年以上カウンターに立ち続け、衣笠祥雄も真っ青の鉄人ぶりです。
注文はもちろんハイボールから。ちなみにサントリーの「角ハイボール缶濃いめ」は当店のハイボールがモデルであり、ムッシュ露口貴雄の監修です。あの大ヒット商品が地方都市の場末(失礼)のバーによる監修とは控えめに言って胸熱です。
続いてスクリュードライバー。地元のミカンを用いた特別な一杯であり、伝説を抜きにして素直に美味しい。ちなみにハイボールとスクリュードライバーを飲んでお会計は1,900円のみ。バーとしては異例の価格設定でしょう。「コースター持って帰ってね」と新品のものを頂けました。わずか10席かそこらのバーですが、客足が途切れることはなく、場面で待ち行列が生じるほどの人気店。同業者のゲストも多く、「〇〇でバーやってます!」「握手してください!」のような聖地巡礼感に溢れたお店。松山で食事をした夜は必ず覗いてみましょう。、2次会3次会でサクっとどうぞ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。