久しぶりディズニーランドへ。「コロナ渦における東京ディズニーランドが快適すぎる件」に記した通り、前回お邪魔したのは2020年の夏。当時は入場者数が1.5万人に制限されており大変快適に過ごせました。今回はオミクロンがひと段落しマンボウが明けたタイミング(2022年3月)であり、どのような運用に変わったのか興味津々で訪れます。
公式には9:00開場の日であり、念のため8:30にリゾートに到着したのですが、オープン待ちが多すぎてパーク前の広場にゲストを収容することができず、立体駐車場まで列が伸びるという異常事態。結局8:40頃にぞろぞろ列が動き始めたので、現場の判断で開場を少し早めたのかもしれません。私にとっては嬉しい誤算ですが、高いコストをかけてアーリーエントリーしているゲストはどう思うのだろう。入場前のヒマな時間にスタンバイパスが取れるかどうか試したところ弾かれました。そのあたりきちんと管理されています。さて新出単語の「スタンバイパス」。平たく言うと公式アプリでゲットできるファストパスであり、このパスが無い限りはどんなに並んでもアトラクションなどに参加できないという斬新な仕組みです。
入場してすぐに最優先課題である新アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」のスタンバイパスをゲットでき、3時間後頃に訪れれば入場できる権利を得ました。これは大変便利な仕組みですね。以前のファストパスをゲットするために園内を走り回るという手間が大きく省かれています。他方、パーク全体で歩きスマホ率が上がり場面で危ないので保護者達はお子様の動向に注意を払うようにしましょう。ところでスタンバイパスが必要なのは新作や期間限定の演出など特殊に人気が出ているアトラクションのみであり、その他のアトラクションはスタンバイパス無しでも普通に並んで楽しむことができます(写真は並び時間調査のカード。私は人がいいのでよく協力を依頼される)。
平たく言うとタワーオブテラーとハニーハントが合体したような乗り物であり、BGM含め美女と野獣推しには堪らないアトラクションです。今回わたしは一発目のスタンバイパスにベイマックスを選び美女と野獣を逃すという失態を演じ肝を冷やしましたが、賢明な読者の皆様には、まず最初に美女と野獣パスをゲットすることをオススメします。
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スペースマウンテンの待ち時間は35分。スタンバイパスという仕組みのおかげかどうかは何とも言えませんが、パーク全体の待ち時間は全て圧縮されている気がします。アプリからアトラクションの待ち時間を確認できるのですが、50分を超える待ち時間は見たことがありませんでした。
指定時間となったので「ベイマックスのハッピーライド」へ。QRコードを読み込んでから20分ほど待つので、ファストパスほどファストではありません。しかしながらファストパスは本当にファストすぎてライドに辿り着くまでの世界観がすっ飛ばされてしまうので、これはこれで風情のある適度な待ち時間に感じました。
肝腎の「ベイマックスのハッピーライド」ですが、これはびっくりするほどつまらんですね。単なるレトロフューチャーなコーヒーカップであり、「新しいアトラクションが楽しいとは限らない」との格言が心に浮かんだ瞬間です。ベイマックスに触ってみたら何かカチカチに硬くてイメージと違うし。
次のスタンバイパスをゲットできる時間になったのでアプリを開いてみると、何とびっくり目玉の大型新作アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」が売り切れてるじゃないですか。これはTBS。仕方なしにスプラッシュ・マウンテンのスタンバイパスをゲットします。だがしかし、よくよく考えると「仕方なしにスプラッシュマウンテン」とは贅沢な話である。気を取り直して「ミッキーのマジカルミュージックワールド」へ。こちらも新作であり、こういったショー系は「スタンバイパス」ではなく「エントリー」という仕組みを用い、要するにアプリから応募して当選すれば座席まで指定された案内が来るという仕組みです。
カンテサンス級に予約の取れないレストラン「ザ・ダイヤモンドホースシュー」もアプリからスっと予約できました。ただこれは公式アプリの効用というよりかは、食事中にキャラクターが登場し盛り上げてくれるディナーショー形式が休止されていることが原因かもしれません。- バズ・ライトイヤーのアストロブラスター
- スペース・マウンテン
- ベイマックスのハッピーライド
- スター・ツアーズ
- スプラッシュ・マウンテン
- イッツ・ア・スモールワールド
- ホーンテッドマンション
- ミッキーのマジカルミュージックワールド
- プーさんのハニーハント
- ビーバーブラザーズのカヌー体験
- ウエスタンリバー鉄道
- 蒸気船マークトウェイン号
- 美女と野獣“魔法のものがたり”
この日われわれが楽しんだアトラクション等は上記の通りですが、日曜日に訪れてこれだけ遊べれば大したもの。公式アプリに基づく新しい仕組みにより、需要と供給の平準化が上手くなされているように感じます。
ところで結局「美女と野獣“魔法のものがたり”」にもお邪魔することができました。公式アプリからスタンバイパスの空き状況をちょくちょく確認していると、時々キャンセル分や追加分が開放されることがあり、OMAKASEの予約争奪戦よろしく早い者勝ちでゲットできるのです。
主題の「美女と野獣“魔法のものがたり”」ですが、これはかなりいいですね。ディズニーランド久しぶりの新設大型アトラクションであり、乗車に至るまでの空間設計や世界観の作り込みには目を瞠るものがあり、オリエンタルランドのマジを見た気がします。平たく言うとタワーオブテラーとハニーハントが合体したような乗り物であり、BGM含め美女と野獣推しには堪らないアトラクションです。今回わたしは一発目のスタンバイパスにベイマックスを選び美女と野獣を逃すという失態を演じ肝を冷やしましたが、賢明な読者の皆様には、まず最初に美女と野獣パスをゲットすることをオススメします。
公式アプリのインストールならびにスタンバイパスの取得についてはグループの代表者ひとりでOKなので、子供や老人とのデジタルディバイドを気にする必要もありません。他方、代表者のスマホの電池が切れれば全てが終わるので、予備のバッテリーをお忘れなく(レンタルサービスもあります)。
次回もスタンバイパスを駆使し、新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」を目当てにディズニーシーを訪れてみたいと思います。日本としては新アトラクションですが、私はカリフォルニアのディズニーで体験済というのが密かな自慢です。
【2022年秋追記】
現在、当記事にある「スタンバイパス」は事実上廃止され、代わりにUSJのような有料ファストパス制度へと移行しています。詳しくは「またディズニーのルールが変わって、今度はファストパスが有料になっていた話」をご参照下さい。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。