「でゅえっとのミートソース」に続き、松山のソウルフードである「かめそば」。昭和30年代に創業した「かめ」という飲食店のスペシャリテが焼きそばであり、「かめ」の「焼きそば」がキムタク的に変化して「かめそば」と呼ばれるようになったそうです。
場末の居酒屋という雰囲気の店内。カウンター席が主体で、奥に座敷もあるのかな。たまたま前園と中田がチャリで愛媛を旅する番組が放送されており、店内中の皆がテレビに見入っています。
ワンドリンクオーダー必須の店だったので、せっかくなので「生ビールセット」を注文。1,800円です。まずはキンキンに冷えたジョッキでビールをギュっと飲む。
「とうふおでん」のハーフサイズ。優しい味わいに心なごみます。後の「かめそば」もそうですが、鰹節をたっぷりかけるのが松山スタイルなんかな。
おでん3種は好きなものをチョイスできるので、私は厚揚げ・がんも・牛スジを注文。気づいたら大豆だらけである。味はまあ、一般的なおでん味です。真打登場。「かめそば」です。焼きそばに近い料理であり、ソースではなく薄目の醤油風味。ベビースターラーメンの醤油味をお湯でふやかしたような味わいです。
素朴というか何というか、平たく言うとあまり味がしません。それを補うために鰹節とちりめんじゃこが山ほどトッピングされており、何とも不思議な食べ物です。
これはもう完全にご当地B級グルメであり、味覚がどうのこうのと論じる対象ではないと感じました。名物に旨いものなし。ソウルフードとは人畜無害なものなのだ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。