那覇バスターミナル近くにある人気の中華料理店「中国家常菜 燕郷房 (ヤンキョウファン)」。平日のランチタイムともなれば近隣の会社員たちが大挙して訪れ、場面で待ち行列が生じることも。食べログでは百名店に選出されています。
我々はディナータイムに予約してお邪魔しました。内装は中国のアパートっぽいというか何というか、香港のスタバのような雰囲気です。「紅虎餃子房」っぽい内装と言えばそうかもしれない。
まずはお早いメニューということで「よだれ鶏」。盛り付けがちょっと雑だなあと思いつつも味は間違いなく良く、軽快な出だしです。
青唐辛子とパクチーのサラダ。見た目は爽やかでソービニヨンブランを思わせる香りですが、味覚は最凶レベルに辛く、ひと口で汗が噴き出してきました。こんなに爽やかな外観なのになぜ。見た目と辛味に相当のギャップがあるひと品です。長い長い春巻きの中にはエビとイカがギッシリ。見た目こそ春巻きですが、実態としてはエビであり、プリっとした歯ごたえに心地よい甘味と旨味。本日一番のお皿です。
四川辛味の真骨頂「水煮牛肉」。牛のハラミ肉を四川風に激辛に煮込み、食べた側から後悔してしまうほどの辛さです。しかし旨い。奥行きがある。病みつきとはこのこと。熱いのか辛いのか何やらわからんうちに食べきってしまいました。
ビンビンに腫れあがった味蕾を休めようと「蜜汁叉焼」を慌てて注文。平たくいうとチャーシューなのですが、ハチミツのような独特の甘味があるタレに心和む。
先の「水煮牛肉」のスープ(ソース?)とライスを合わせて食べれば優勝するのではないか?という悪魔の囁きにそそのかされ、チャーハンを追加注文。特大の豚の角煮がゴロゴロと放り込まれており、シャキっと炒められた青菜と共にコッテリ頂きます。味付けはオイスターソースなのかなあ。深みがあって、ものすごい米の量なのですがスッカリ食べつくしてしまいました。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり3~4千円と言ったところ。これだけ安定して旨い中華を腹いっぱい食べてこの支払金額はお値打ち。「四川DINING 望蜀瀘(ぼうしょくろ)」ほど尖ってはおらず、マイルドに万人受け化はされていますが、旨いものは旨い。毎週月曜日と火曜日は前菜が500円均一なので、次回は月火にお邪魔してひたすら前菜ばかりを注文して居酒屋使いしちゃおうかしら。
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