那覇市壺屋。新しくなった「のうれんプラザ」近くに開業した「カレー屋タケちゃん」。今や那覇屈指の人気店なのですが、元々は店主がインスタで告知しながら無店舗型で売り歩くという今風の業態で、2021年5月にようやくリアルな店舗を構える運びとなりました。
店内は奥に厨房と注文台があり、手前側と2階にイートインスペースがあります。提供する食事こそは異なりますが、ある意味でマクドナルドのような仕組みです。ちなみに店主は開業するにあたり楚辺の「ゴカルナ(Gokarna)」で修業したそうな。
この日はカレーが3種用意されており、私は「2種あいがけ」を注文。トッピングには「八丁味噌で煮込んだドライキーマ(卵黄付き)」をお願いしたのですが、その量が中々のものであり3種盛りのような様相を呈しています。副菜のキャロットラペ(?)やツナサラダっぽいやつ(?)もその存在を強く主張しており、何なら酒と一緒に楽しんでも良いかもしれません。
右翼は「エビとキーマのココナッツカレー」。ココナッツの独特の風味はそれほど強くなく、その代わりに海老の旨味がハッキリとしています。尻尾まで丸ごと頬張り甲殻類の香ばしさを楽しむ逸品。
左翼は「バターチキンカレー」。こちらもバターのクドクドした感じは控えめでスルスルと胃袋におさまります。また、「バターチキンカレー」と言えばトマト味に強いお店が多いですが、当店のそれはスパイス感が強く、バターとのバランスが絶妙でした。
お会計は1,550円。色々と盛り込んだのでカレー1杯としては中々の値段となりましたが、その価値は十二分にある食後感。次回はまた異なるフレーバーにチャレンジし、「スパイス卵のアチャール」を付けてみたいと思います。
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