カフェ33/ハイアットリージェンシー京都

ハイアットリージェンシー京都ロビー階にあるオールデイダイニング「カフェ 33」。朝から晩まで開いていて便利です。また、一般的にホテルのオールデイダイニングはホテルのオールデイダイニング味でありパっとしないことが殆どなのですが、当店は何を食べても結構美味しく、このクラスのホテルのオールデイダイニングとしては頭ひとつ抜けている気がします。生ビール(ブラウマイスター)が税サ込で1杯千円というのもホテルとしては大変良心的。
お気に入りの「33チーズバーガー」。街のラグジュアリー系バーガーと遜色ない味わいであり、ホテルのダイニングで、この雰囲気で、しっかりポテトまでついて税サ込2,500円というのは割安です。ちなみにこの写真はシェアで食べる際のプレートであり0.5人前。曲芸的に真っ二つに切ってくれるのも見どころです。
「クラブサンドイッチ」も美味しい。たっぷりの具材にパン何枚使っているんやという圧倒的ボリューム感。これで税サ込2千円というのはハイアットの奇跡と呼べるでしょう。
「ローストチキンレッグ」。ディズニーランドを彷彿(あちらはターキーですが)とさせる一本足打法の鶏肉。皮目のバリっと感が堪りません。ベリーで酸味をきかせているのが印象的。ニョッキ(?)もたっぷりで、ひと皿で中々の食べ応えです。
「サーモンチョッピーノ」は聞き慣れない料理名ですが、サンフランシスコの名物です。イタリア系アメリカ人によって考案されたシーフードシチューであり、魚介類をトマトソースで煮込みます。トマトの酸味は穏やかとなり、代わりに魚介の旨味がコッテリです。
こちらは「ステーキフリット」。フランスで食べるそれと同等のサイズ感であり、暴力的な味わい。キノコなどの付け合わせも美味しく、カリっと揚がったフレンチフライが肉汁とソースを吸ってやめられない止まらない。
他方、「ビーフキーマカレー」はイマイチです。もちろんカレーとして普通に美味しいのですが、いわゆる家庭料理の域を出ず、それでいて2,400円という価格設定は、これまでのバーガーやステーキに比べると割高に感じました。
アイスクリームはべらぼうに美味しいですね。恐らく仕入れ品をひとすくいしただけでしょうが、このチョコアイスの滑らかさ・濃密さ・粒々感が堪りません。しかしながらバニラ味は中くらいだったので、アイスならチョコ一択で行きましょう。
スムージーも見逃せません。スムージーというよりもシェイクに近い仕様ですが、このボリューム感で税サ込900円というのは大変にお値打ち。表参道あたりのアホなカフェなら2千円近く取られても文句は言えない迫力でした。

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