博多は下呉服町にある「博多元気一杯!! (はかたげんきいっぱい)」。福岡でも色んな意味で有名なラーメン店であり、食べログ百名店にも選出されています。看板や暖簾はないものの行列(人だかり)があるので場所はすぐにわかるでしょう。
テンション高めのオバチャンが、「あ!そのセンから出ないで!」「ハイ、アナタとアナタは特設ステージに上がって」「はい、あと一歩、もう10センチ前に出て」などと、気持ちよく指図してくれます。
入店後もチャキチャキとゲストを仕切り注文を捌くスタッフたち。「ハイ、しっかり鼻までマスクして!」と、少しでもズレたことをすると光の速さで指導が入るので、むしろ爽快感すら感じられます。
しかしながら、これでも当店のルールは「丸くなったほう」らしく、昔はスープから飲まないと退店させられ、キョロキョロすると怒られ、ケータイに触れると退店させられ、写真を撮るとその場で消され、、、などど極めてハードボイルドなお店だったそうです。現在はそれらのローカルルールは撤廃され、写真撮影もOKになりました。
私は「チャーシューメン」を注文。おおー、真っ白。豚骨スープってこんなに白くなるんだと感心するほどホワイティ―です。実にクリーミーで臭みなどは無いのですが、どうにもこうにもコッテリしすぎ感は否めず、私の口には少々合わないかもしれません。
麺は一般的な博多のラーメン的な細麺です。入店前は替え玉する気マンマンだったのですが、思いのほかデフォルトの麺量が多く、またスープがヘヴィヘヴィなのでノーマネーでフィニッシュです。
連れは「キクラゲラーメン」を注文したのですが、二郎のヤサイを全てキクラゲにしたような量であり、成人が数年がかりで摂取するであろうキクラゲの量をほんの15分ほどで体内に取り込んでいました。隣のカップルは「キクラゲチャーシューメン」を注文していたのですが、終始無言で会話が弾んでいなかったことが心に残りました。
皆「カレー味替玉」という、替玉にカレールゥのセットを注文しているのですが、胃袋に限界のある私はカレールゥのみを注文。150円です。
真っ白なスープにどす黒いカレールゥと少しずつ混ぜ込んで行く様はまるで逆カプチーノ。確かに味は変わったのですが、ベースとなる豚骨の濃厚さはそのままなので、つまり更にコッテリ感が増したように感じます。
ツイート
人気の記事
連れは「キクラゲラーメン」を注文したのですが、二郎のヤサイを全てキクラゲにしたような量であり、成人が数年がかりで摂取するであろうキクラゲの量をほんの15分ほどで体内に取り込んでいました。隣のカップルは「キクラゲチャーシューメン」を注文していたのですが、終始無言で会話が弾んでいなかったことが心に残りました。
皆「カレー味替玉」という、替玉にカレールゥのセットを注文しているのですが、胃袋に限界のある私はカレールゥのみを注文。150円です。
真っ白なスープにどす黒いカレールゥと少しずつ混ぜ込んで行く様はまるで逆カプチーノ。確かに味は変わったのですが、ベースとなる豚骨の濃厚さはそのままなので、つまり更にコッテリ感が増したように感じます。
デフォルトのラーメンが800円と強気な価格設定で博多ラーメンとしてはやや高め。前述の通りたまたま私の口には合いませんでしたが、好きな人にとってはまさに病みつきな味覚でしょう。博多のラーメンを語る上での必修科目であり、意義深いお店でした。
人気の記事
- タイ料理 みもっと/目黒
- 「緊急事態宣言なんて、交通安全週間みたいなもんでしょ?」彼女は事もなげに言う。
- インスタ映えするヤクザたち
- 現役のCAに聞く、機内でCAをスマートにナンパする方法
- ファーストクラスで世界一周できたカラクリ
- meli melo (メリメロ) /すすきの(札幌)
- あるグルメな乞食の話
- イケアの倉庫で絶望し、アイケアの配送に発狂した
- モテ男は複数の予約を入れておき、当日女の子に選ばせて、後はドタキャンするのがスマートという話
- 「男におごられっぱなしの女は風俗嬢以下だ」刃物でも抜くように夫は言った。
- 某高級鮨店において港区ババァが大暴走した話。
- 日本の男は皆ロリコン。フランスと日本のレストランを比較して抱いた違和感について。
- もう疲れた。うどんが主食氏の事件について1日5回は聞かれる。
- 「東京タラレバ娘」状態に陥った女子を救うたった1つの方法
- 旦那の悪口を言う女は一生幸せになれない
- グルメブロガーの苦悩2017
- バレンタインに手作りチョコだけは勘弁して欲しい
- 「お代は結構ですから悪く書かないで下さい」とシェフに懇願された話
- 3ヶ月前にトラブった例の店からの電話が鳴り止まない
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。