目黒駅から徒歩7~8分の「ホテル雅叙園東京」。その1階心臓部にドーンと150席近くあるダイニング「New American Grill “KANADE TERRACE”(カナデテラス)」。ランチビュッフェにアフタヌーンティー、コース仕立てのディナーと様々な役割を担っています。ちなみに雅叙園の親会社はワタベウェディングですこれ豆な。
今回はランチビュッフェにお邪魔しました。ウェスティンのビュッフェと同様に全ての料理が全て小分けラッピングされており、ニューロティックに衛生的。コロナ関係なくこの取り組みは続けて欲しいところです。ローストビーフなどのグリル&ロースト部門は、食べたいものとテーブル番号を告げれば、あとはキレイに盛り付けて座席まで持って来てくれます(以上、写真は公式ウェブサイトより)。
前菜たち。器が真っ白だからか、どことなく病院食のように見えてしまいます。味は残念ながら食べ放題クオリティで、空港のビジネスクラスラウンジレベルでした。グリル&ロースト部門からやってきた「カジキマグロのグリル」と「鶏モモグリル」。悪くはないのですが、ラグジュアリーホテルで頂く食事としては心もとない。せめて航空会社のラウンジは超えて欲しいところです。
右上はスペシャリテ(?)の「山椒香るキーマカレー」。このカレーは美味しいですねえ。その名の通り山椒がたっぷりとぶち込まれており独創的な味わい。麻婆豆腐の二卵性双生児のような味覚です。ホテルビュッフェにおけるカレーというジャンル(ニッチなジャンルだ)においては「ハイアット セントリック金沢(HYATT CENTRIC)」が我が心の王者だったのですが、それを凌駕するほどの面白いカレーでした。
スイーツは種類が少なく、味わいも凡庸なものでした。そう考えると恵比寿ウェスティンのスイーツたちは食べ放題としては異例のクオリティと言えるでしょう。コーヒーや紅茶は店員さんがサーブしてくれます。以上を食べ4千円ほど。ホテルのランチビュッフェとしてはまあこんなものかもしれませんが、うーん、これなら4千円できちんとしたセットメニューを食べたほうが良かったなあ。
また客層についても年配者が多くゲートボール大会の寄り合いのような雰囲気であり、いまいちスタイリッシュさに欠けます。20代が女子会やデートで訪れるというよりは、親子や三世代で訪れるなどの用途が最適かもしれません。まずはお母さんとどうぞ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。