1941年にダラスで創業し、今や全米で500店舗を超える一大テキサスバーベキューレストラン「ディッキーズバーベキューピット(Dickey’s Barbecue Pit)」が2021年5月に日本初上陸。「ラー麺ずんどう屋」の跡地です。
店内は今どきのファストフード店のようにスタイリッシュ。それにしても、アメリカでそんなに多店舗展開してるお店だなんて全然知らなかったなあ。コロナ直前にダラスに行ってるのに全く目に入りませんでした。
メニューが直感的にわかり辛い。無難にバーガーセットを注文するのであればスムーズにコトが進むのかもしれませんが、せっかくだから純粋なBBQを楽しみたいと背伸びをするともう難解。学の無い私は店員さんにメニューを読み合わせてもらわないと満足に注文もできませんでした。どうやら私は「ツーミートプレート」という、2種類の肉と2種のサイドメニューがついたセットを注文したようです。飲み物はケチって注文しませんでしたが、それでも2,280円もしました。
こちらは「プルドポーク」。豚肉のほぐし身。ハワイに詳しい人には「カルアピッグ」みたいなもの、と言えばわかって頂けるでしょうか。スモーキーを通り越して乾燥しているような口当たりであり、シズル感に欠けています。
こちらは「ビーフブリスケットバーンエンド」。牛肉の脂身の多い部分をじっくり丹念に火を通し、少し甘めのソースと相俟って、中華料理のチャーシューのような味覚です。ところでこの、紙に直置きというプレゼンテーションは何とかならんもんか。衛生面はさておき絵的にもあまり美しくありません。
サイドは「コールスロー」と「クリームほうれん草」をチョイス。コールスローは大振りなカットであり食べ応えあり。「クリームほうれん草」はまさにアメリカといった味わいであり、クタクタとした独特の食感が特徴的です。
サイドは「コールスロー」と「クリームほうれん草」をチョイス。コールスローは大振りなカットであり食べ応えあり。「クリームほうれん草」はまさにアメリカといった味わいであり、クタクタとした独特の食感が特徴的です。
後は小ぶりのパンにタマネギ・ピクルスが少々。うーん、これで2,280円は高いなあ。
味はさておき、お盆に紙っぺら1枚乗せるだけという刑務所のような食体験でランチ2,280円。あと千円払えば「バルバッコア(Barbacoa)」で食べ放題ということを考えると、非常に割高に感じました。
もちろん千円強のバーガーのセットを食べていればまた印象は違ったかもしれません。まずはバーガーで好き嫌いを見極めましょう。
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