もりもり寿し 金沢駅前店

金沢駅前の商業ビル、フォーラスのレストランフロアにある「もりもり寿し」。回転寿司としては珍しく食べログの百名店に選出されています。普段であれば30分待ちは当たり前の行列店ですが、コロナ禍にあってはガラ空きですぐに入れます。
レーンに流れている鮨は少なく、ゲストのほとんどがタッチパネルを用いて注文しています。基本は1皿2カンの回転寿司方式ですが、高級魚などは1カンで、お皿に拠って値段も変わってきます。
本日のオススメの「ガスエビ」。1カンで400円近くする高級なタネですが、うーん、その支払金額に見合う味ではありません。なんというか、全然甘くない。スーパーで売られている生のクルマエビを食べているようであった。
ノドグロも1カンで400円近くします。やはり不味くはありませんが、美味しくもありません。
アジはいいですね。肉厚でフレッシュ。たっぷりの薬味と共に、回転寿司としては最高レベルのクオリティでしょう。
ヒラメもまあまあ美味しいのですが、とても高い。
ブリトロはグッド。なのですが、やはり値付けが高杉です。都心のスシローの当たりのタイミングなら100円で出てくるクオリティです。
輪島産の真たら。東京ではあまり見かけることのないタネであり独特の風味。たっぷりのショウガで臭みを消しながら臨みます。
「海鮮カルパッチョ」は190円と本日の最安値ですが、値段相応の味わい。というか、やはりスシローなどであれば100円で済んだなという印象です。
アジのツミレのお椀は量がたっぷりで中々の出来栄えでした。

お会計は3千円弱。これはちょっと高いなあ。北陸推しと見せかけてそれほど地場のタネが多いというわけでもなく、あってもすげえ高い。回転寿司群雄割拠の関東圏で名を馳せた名店と比べると遜色ありまくり。百名店の選出基準を知りたくなったランチでした。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。